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【軽減税率特集】対策3. 販売(レジ)

Airレジマガジン編集部

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

【軽減税率特集】対策3. 販売(レジ)

続いて、軽減税率制度の実施で、来店するお客様にも影響のある「販売」の現場についてです。気をつけるべきは、従業員の「ミス」とお客様の「誤解」です。これらを防ぐために、ふだんの業務に注意しながら販売における対策を進めていきましょう。

この記事の目次

従業員の「ミス」をなくす

従業員のミスは、経営者・店長のミスとも言えます。気を配るだけでなく、しっかり対策していきましょう。

複数税率に対応したレジ・システムを使う

従業員に軽減税率制度を理解してもらうことが一番の対策ですが、人間なのでどうしてもミスをしてしまいます。どの従業員が対応してもミスの起こりにくい機械(システム)を運用することで、リスクを低減させることができます。

繰り返しになりますが、商品ごとの税率・価格をレシート印字して表示することが必要です。数ある商品のすべての税率や価格を従業員に記憶させるのはほぼ無理です。もはやシステムを導入する以外、対応は困難です。

軽減税率制度が実施される2019年10月1日の販売時には、システム類の設定が整った状態で従業員に運用させたいところです。あるいは、販売前に、商品の税率や価格のシステム入力(マスタ登録)を従業員に作業させて覚えさせるという「教育」を兼ねることも良案です。きっと理解を深めることにつながるでしょう。

当たり前ですが、経営者や店長などの現場監督者が知らないままには、従業員を教育できません。まずは自ら知ることが第一です。

商品の交換や返品時のルールを決める

機械(システム)が正しくても、そこに人間が介在するかぎりミスは起こってしまいます。特に、金銭授受のタイミングは要注意です。

商品の交換や返金をする際は、税率を確認して適切にシステム処理できるよう、事前に練習できる環境を整えます。教育・研修の機会をスケジュール化しておきましょう。2019年9月30日に慌てずに済むようにしたいですね。

ミスにつながるわかりにくさを徹底的に排除する

経営者、店長、現場責任者、従業員など、とにかく売り場にいるすべての人がミスをなくせるように気を配りましょう。

お店によって、売り場やコミュニケーションは異なります。何が分かりにくいのか、どうすればわかりやすくなるのかについて、関係者同士で店内をチェックする時間を設けておいたほうが良いかもしれません。

お客様の「誤解」をなくす

たとえ従業員が完ぺきに軽減税率制度を理解していたとしても、お客様が誤解してクレームになってしまったら意味がありません。お客様の誤解をなくすために何をすべきでしょうか?

値札、POP、ポスターなどを作って案内する

とにかく案内をすることです。従業員が説明できることは当然ですが、従業員が説明する負担をなるべく減らすためにも、各所で工夫をしておきましょう。お客様とのコミュニケーションの接点はどのようなものがあるでしょうか。

  • 値札、棚札、シール
  • チラシ、広告
  • POP、ポスター
  • レジ前掲示
  • 店内ディスプレイ、モニター
  • 店内放送、アナウンス 等々

これらの接点を活用して、軽減税率制度による影響、商品の税率と価格、自店のポイント還元など、お客様の知りたいことを伝えましょう。

レシートに複数税率を併記する

お客様が受け取るレシートは金銭授受の証拠になります。お客様にとっては、どの商品の税率が何%であったかをレジ会計の後に確認できるものです。

もしレシートに注意書きなどを追記できる機能などがあれば、うまく活用して、少しでも誤解をなくしたり、お客様に説明する労力を省く努力をしたいですね。

まとめ

  • 軽減税率制度の実施によって起こる従業員の「ミス」を、システム化とルール化によって減らす努力をする
  • 軽減税率制度の実施によって起こるお客様の「誤解」を、徹底的な案内によって減らす努力をする

ここまで、「仕入(帳票)」「在庫管理(システム)」「販売」を見てきました。最後はこれら3つの対策を下支えする「教育」についてです。

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※この記事は公開時点の情報を元に作成しています。

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この記事を書いた人

Airレジマガジン編集部

「0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ『Airレジ』」のメディア「Airレジ マガジン」の編集部。お店を経営している方向けに、業務課題の解決のヒントとなるような記事を制作しています。

中野 裕哲(なかの ひろあき)氏

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/

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