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軽減税率制度後の「店内飲食」「持ち帰り」 の価格表示はどうすべき?

植竹 剛(うえたけ つよし)店舗コンサルタント

軽減税率制度後の「店内飲食」「持ち帰り」 の価格表示はどうすべき?

【軽減税率Q&A】2019年10月1日より消費税増税・軽減税率制度が始まります。飲食店では店内飲食では消費税率が10%、持ち帰る場合の消費税率は8%と異なる税率になります。お客様にわかりやすく価格を表示する際に、どんなルールがあるのかを確認していきます。

この記事の目次

価格表示の目的をしっかり押さえ、方法を決定する

価格表示に関して、消費者庁・財務省・経済産業省・中小企業庁の連名で、「消費税の軽減税率制度の実施に伴う価格表示について」という見解を2018年5月18日に発表しています。

そこには、「適切な価格表示を推進し、事業者間の公正かつ自由な競争を促進するとともに、一般消費者の適正な商品又は役務の選択を確保すること」と書かれています。

つまり、お客様が表示を見て「店内飲食だからこの価格」「持ち帰りだからこの価格」ということがわかりやすく表示されていれば問題ないことを指しています。

価格表示の具体例

それでは、お店ごとでどのような価格表示が良いのか、具体的なメニューの掲出例を挙げていきます。

(1)価格の高い「店内飲食用」の価格をメインに出し、持ち帰り価格は補うような表示にする

・ハンバーガー330円(テイクアウトの場合は324円)
・ハンバーガー330円(324円)※かっこ内は持ち帰り用の価格
・天ぷらそば880円(出前は864円)

(2)価格の高い「店内飲食用」の価格だけを表示する

・ハンバーガー330円 ※テイクアウトの場合は税率が異なりますので別価格になります

(3)持ち帰り用の価格を店内飲食の価格に合わせてしまう

・ミニジュース110円
(店内飲食の場合の税抜価格は100円、テイクアウトの場合の税抜価格は102円)

(4)両方の明細を表示する

・ハンバーガー300円
(税額:店内飲食30円・テイクアウト24円)

(5)税率が違うので、価格が異なることを店内で別掲示する

・ハンバーガー300円
(別紙・別掲示にて、「当店の価格は全て税抜表示となっております。なお、持ち帰りと店内飲食では、税率が異なりますので消費税額が異なります」)

(6)税抜価格だけを表示する

・ハンバーガー300円(税抜)

まとめ

このように、お店で販売するもの、内容などによって表示の仕方を決定して、2019年10月1日の施行日より前に掲示物を作成しておくなどの準備をしていきましょう。

※この記事は公開時点の情報を元に作成しています。

メールにて「軽減税率対策ツール」のダウンロードリンクをお送りします。

この記事を書いた人

植竹 剛(うえたけ つよし)氏

植竹 剛(うえたけ つよし)店舗コンサルタント

1971年、東京生まれ。株式会社チームのちから代表取締役。実家が菓子業で、4歳より接客を始める。大学卒業後、株式会社ロッテリア入社。店長を経て店舗経営コンサルティング企業へ転職。業績立て直し専門コンサルタントとして、100店舗以上を経験。人材による業績向上を提唱している。『「できる店長」と「ダメ店長」の習慣』(明日香出版社刊)、『店長養成道場』(日経BP社刊)を上梓。https://team-chikara.com/

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