当日来院するまで待ち時間がわからない状態を改善したいと考えました。

西小山クリニック様-(2)
あらかじめ診療時間が決まっていることで、待合室の混雑もなくなりました。

クリニックでは、診療までの時間が計算できないと感じていらっしゃる方は多いと思います。当日窓口で受付するまで待ち時間がわからない。たとえば10時に受付をしても診療が12時以降になってしまうと、その日の予定が組みにくくなってしまいますよね。患者さんにとってもストレスだし、クリニックとしても待合室で長時間お待たせするのは心苦しい。そこで待ち時間の問題を改善する努力をはじめました。当初は独自に開発したプログラムで診療までの時間を予測して受付時にお伝えしていたのですが、もっと簡易な方法で、来院しなくてもネットで事前に予約できるシステムを導入したいと思いました。そこで発見したのが「Airリザーブ」です。他社との比較検討をした結果、まずはコストをかけずに実際に試してみて、使い勝手を検証することにしました。結果、「Airリザーブ」は非常に使いやすく、思っていた通りに、患者さんの待ち時間短縮が実現できました。

「Airリザーブ」はネットにつなげばいつでも予約を確認、管理できるので便利です。

西小山クリニック様-(3)
患者さんのご事情がある場合に限り、電話受付も行うことで問題なく運用できています。

「Airリザーブ」の診療予約は、前日19時以降から当日分を受付るようにしています。キャンセルは診療時間の1時間前まで可能です。予約枠は30分で3名と設定し、1日あたり48名の患者さんを受付ています。例外として、インフルエンザワクチンの接種時期には、通常診療とは別の枠を設け、1時間に1名のワクチン接種予約を受付るようにしました。予約制にすることでスムーズに事前準備が行えるので、クリニック内の業務管理も格段に容易になりました。患者さんにとっては、「Airリザーブ」ならネット環境があればどこでも診療予約ができることと、待ち時間を気にしないことがメリットですよね。ネット予約を導入することで、年配の患者さんが困るのではと心配していたのですが、ご家族に代わりに予約を入れてもらったり、自分でがんばってやり方を覚えたりして、「Airリザーブ」で実際に予約をしてみると、待ち時間が大幅に減ることがわかってとても喜んでいただいています。

クリニックの働き方改革の面でも時間が管理できることはメリットです。

西小山クリニック様-(4)
地域医療は医師自身も健康である必要があり、情報収集する時間も重要です。

「Airリザーブ」を導入して予約制にするまでは、来院した患者さんすべてに対応していたため、かなり遅い時間まで診療が終わらないことがありました。それではクリニックのスタッフはもちろん、近隣の薬局や検体検査センターといったビジネスパートナーにも迷惑をかけることになります。地域医療の重要性を考えますと医師も健康管理を考える必要があります。勤務時間が長時間になりますと最新医学の情報収集にさく時間もなくなります。医療のレベルを上げ、健全な診療をしていくためにも、予約制で時間を管理しやすくすることには大きな意味があると感じています。今後の課題としては、人数を限定したことで、当クリニックでの診療ができなくなってしまっている患者さんにどう対応していくかを考えています。患者さんの症状によって診療にかかる時間は異なるので、より精緻に時間を分析することで、より多くの患者さんに応えていける方法はないか模索中です。