0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ

パソコン型POSレジとは?特徴やメリット、デメリットを詳しく解説

お店の開業準備を進める中で、お手持ちのパソコンにソフトウェアをインストールして使える「パソコン型POSレジ」の導入を考えている人も多いのではないでしょうか。この記事では、パソコン型POSレジの基本的な特徴に加え、導入するメリット・デメリットを解説。記事後半では、ほかの種類のPOSレジとの違いもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

パソコン型POSレジとは

  • パソコンにPOSソフトをインストールして使うレジ
  • 会計処理だけでなく、在庫管理、データ分析などができる
  • 資料作成やインターネット利用にも便利
  • 端末を持っていれば初期導入コストを抑えられる

パソコン型POSレジは、商品を販売した時点での商品名、数量、価格などの情報を管理できるPOSシステムを、一般的なパソコンにインストールすることで使用できるPOSレジです。
必要に応じて、バーコードリーダー(バーコードスキャナー)やレシートを印刷するためのプリンター、現金を保管するための金庫・引き出し(キャッシュドロア)などの周辺機器を接続することもできます。
なお、POSレジには「パソコン型」以外にも「タブレット型」や「ターミナル型」があります。

パソコン型POSレジのメリット

パソコン型POSレジのおもなメリットについて確認してみましょう。

導入コストが安い

パソコン型POSレジは、お手持ちのパソコンにPOSシステムをインストールするだけで使い始めることができます。そのため、既にパソコンを持っている場合は、新たに専用の端末を購入する必要がなく、初期費用を抑えることができます。

多様な機能を備えている

会計処理だけでなく、売上や在庫管理、顧客管理、データ分析などを行えます。また、パソコンとしての機能も利用できるため、ExcelやPowerPointなどで店舗運営に関わる資料が作成できるほか、インターネットでの情報収集なども行えます。

ニーズに応じたカスタマイズが可能

パソコン型POSレジは、業種や店舗のニーズに合わせて、機能を拡張することも可能です。必要な機能を持つソフトをパソコンにインストールしたり、周辺機器を追加したりすることで、より効率的なレジにできます。

パソコンに慣れていれば操作が簡単

一般的なパソコンの操作に慣れている人であれば、比較的簡単に操作を覚えられます。また、パソコンとしての機能を利用することで、店舗ブログの更新やメールの送受信を行うこともできます。

パソコン型POSレジのデメリット

パソコン型POSレジは、低コストで高機能な点が魅力ですが、導入前に知っておきたいデメリットもいくつか存在します。

セキュリティ対策が必要

一般的なパソコンを利用するため、インターネット接続によるウイルス感染や情報漏えいなどのリスクがあります。売上データや顧客データなどを取り扱うため、ウイルス対策ソフトの導入などのセキュリティ対策が必要です。

端末故障時にデータが消失するリスクも

パソコン本体に売上データや顧客データなどを保存している場合は、パソコン本体が故障すると、各種データやメール、Excelファイルなどが消失するリスクがあります。故障に備えて、定期的にバックアップを取っておくとよいでしょう。

パソコン操作習得に時間がかかる

スマートフォンやタブレットが普及し、パソコンの操作には不慣れな人が増えています。従業員によっては、パソコンの操作を覚えるまでに時間を要する場合もあるでしょう。

こまめな清掃が必要

キーボードの隙間にはホコリやゴミがたまりやすいため、こまめな清掃が必要です。清潔感が重要な飲食店などの業種は、注意したほうがよいでしょう。

パソコン型以外のPOSレジ

ここでは、パソコン型以外のPOSレジである「タブレット型」「ターミナル型」と比較しながら、詳しくみていきましょう。

  • パソコン型
    POSレジ
  • タブレット型
    POSレジ
  • ターミナル型
    POSレジ

タブレット型POSレジ

  • タブレットPOSアプリにインストールして使用
  • 直感的に操作できるため初心者でも安心
  • 小型・軽量で設置スペースが限られている場合にも利用可能
  • パソコン型同様、端末を持っていればコストを抑えられる

iPadなどのタブレットやスマートフォンに、POSシステムのアプリをインストールして使用するPOSレジです。パソコン型POSレジと同様に、タブレットやスマートフォンをあらかじめ持っている場合は、新たに専用のハードウェアを購入する必要がなく、初期導入時にかかる費用を抑えられます。画面を触るだけで直感的に操作できるため、使い方を覚えやすく、誰でも簡単に操作できる特長があります。また、小型・軽量であることから、屋内だけでなくキッチンカーなど設置スペースが限られている場合にも利用できるメリットもあります。一方で、軽量で持ち運びが容易なため、盗難対策が必要です。

ターミナル型POSレジ

  • 従来型のレジスターにPOSシステムが搭載されたレジ
  • ドロアや自動釣銭機などの周辺機器が搭載されている
  • 大型で固定されているものが多く盗難リスクも低い
  • 端末代が高く初期導入費用が高くなりがち

従来型のレジスターにPOSシステムが搭載されたPOSレジで、おもにスーパーやコンビニなどに設置されています。各店舗専用の端末なので、導入当初から必要な周辺機器などが搭載されています。また、大型で固定されているものが多いため、盗難のリスクが低いというメリットがあります。一方、初期導入時の費用や維持にかかる費用が高い傾向にある点は、デメリットといえるでしょう。
各POSレジの比較表も用意しましたので参考にしてみてください。

<POSレジの種類別比較表>
項目 ターミナル型POSレジ パソコン型POSレジ タブレット型POSレジ
初期導入コスト 高い 中程度 低い
運用コスト 中〜高 中程度 低い
設置スペース 大きい 中程度 小さい
導入企業 大規模店舗、チェーン店 中小規模店舗 中小規模店舗、移動販売など
操作性 専用キーボード・タッチパネルで操作 キーボード・マウスで操作 タッチパネルで直感的に操作
柔軟性 低い(専用機器のため) 高い(ソフトウェアの変更が可能) 高い(アプリの追加・変更が容易)
保守・メンテナンス 専門業者による保守が必要 一般的なPCの保守で対応可能 簡単に交換・修理が可能
拡張性 低い(専用機器のため) 高い(周辺機器の追加が可能) 高い(BluetoothやUSBで周辺機器を接続可能)
モビリティ 低い(固定設置が基本) 中程度 高い(持ち運びが可能)
セキュリティ 固定設置が基本のため高い ウイルス感染リスクがある 盗難リスクがある
導入スピード 遅い(設置・設定に時間がかかる) 中程度(設定に時間がかかる) 速い(簡単に設置・設定が可能)
キャッシュレス決済のしやすさ 高い(多様な決済方法に対応可能) 高い(多様な決済方法に対応可能) 非常に高い(最新の決済手段に迅速に対応可能)

一般的なレジをおおまかに比較しています。一部例外がある場合もあります。

レジの種類や選び方について、より詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。

【関連記事】レジの種類と選び方を徹底解説。レジ導入に使える助成制度もご紹介

コストを抑えて使いやすいレジを導入するなら「タブレット型POSレジ」という選択肢も

売上に関する購入日時や店舗、個数、商品名、価格、購入者の性別や年齢といった情報をPOSデータにて記録し、データ分析をして販売戦略立案、マーケティング戦略立案、キャンペーン企画に活用。 売上に関する購入日時や店舗、個数、商品名、価格、購入者の性別や年齢といった情報をPOSデータにて記録し、データ分析をして販売戦略立案、マーケティング戦略立案、キャンペーン企画に活用。

タブレット型POSレジであれば、前述のとおり初期導入時の費用や維持にかかる費用を抑えることができます。また、画面を触るだけで直感的に操作できるため、使いやすいというメリットもあります。コストを抑えて使いやすいレジを導入するなら「タブレット型POSレジ」を選択肢として検討してみるのもよいでしょう。

【関連記事】タブレット(iPad)POSレジとは?メリットや導入までの流れ、コストも詳しく解説

タブレット型POSレジなら『Airレジ』がおすすめ

『Airレジ』は0円でカンタンに使えるPOSレジアプリです。会計や売上分析などの豊富な機能がカンタンに使える『Airレジ』なら、煩わしい業務の負担を軽くし、売上アップへの近道が見つかります。

『Airレジ』が選ばれる理由

  • シンプルで使いやすい機能
    誰でもカンタンに使える操作性で会計業務をミスなくスピーディーにできます。打ち間違いや計算ミスがなくなり、レジ締めの時間も短縮することができます。
  • 売上集計・分析もおまかせ
    『Airレジ』で会計するだけで、売上などの数字が自動的に集計されます。売上データは、いつでもどこでも確認することができます。
  • 基本レジ機能が0円
    商品登録や会計などの基本レジ機能、管理・分析、サポート全般がすべて無料。月額費用もかかりません。導入にかかる費用を抑えることができます。

他サービスとの連携で、できることが広がる

他の『Air ビジネスツールズ』を連携・組み合わせることで日常の業務を飛躍的に効率化することができます。
例えば、『Airペイ』との連携でキャッシュレス決済に対応、『Airレジ オーダー』との連携でオーダーシステムでの注文業務を効率化できます。現在、『Airペイ』と『Airレジ オーダー』では、導入キャンペーンや新規申込み特典をご用意しています。

  • キャンペーン・特典は数に限りがあり、予告なく変更や終了の可能性があります。
  • キャンペーン・特典の条件や注意事項をご確認ください。

POSレジへの乗り換えは
『Airレジ』がおすすめ

『Airレジ』 0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ キャッシュレス決済への対応もスムーズ シンプルで使いやすい機能 売り上げ集計・分析もおまかせ 『Airレジ』 0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ キャッシュレス決済への対応もスムーズ シンプルで使いやすい機能

まとめ

  1. パソコン型POSレジは、会計処理だけでなく、売上管理や在庫管理、顧客管理、データ分析などを行える
  2. パソコン型POSレジは、パソコンを持っている場合であれば、初期導入時にかかる費用を抑えられるメリットがある一方、セキュリティ対策が必要といったデメリットもある。また、パソコン型以外のPOSレジには、タブレット型やターミナル型がある
  3. コストを抑えるならパソコン型に加え、タブレット型もおすすめ

POSレジを購入する際は、導入目的や必要な機能、導入・維持にかかる費用、操作性などを総合的に判断することが大切です。
「導入コストを抑えたい」という方にはパソコン型とタブレット型がおすすめですが、最近は操作のしやすさと利便性の高さからタブレット型を選ぶお店が増えています。それぞれの特性を理解し、自分のお店に最適なPOSレジを選んでいきましょう。

この記事は2025年3月時点の情報です

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