「RECIPE & MARKET」の導入事例

「開店当初は、LINEグループと個別メッセージでシフト希望を集め、Excelに転記するという方法でシフト表をつくっていました。アルバイトスタッフのシフト作成という仕事は初めてで、Excelも使ったことがなく、かなりの時間がかかりました。メッセージを送り忘れて、あるスタッフのシフトを抜かしてしまったこともあります。Airシフトを使い始めてからは、自動的に勤務希望日の収集ができ、スタッフから返ってくるシフト希望がシフト表に自動反映されるので、転記の手間やミスもなくなりました」

締め切り前の希望未提出者へのリマインドも自動設定できるため、未提出者の見逃しがなく、シフト表作成後の修正といった面倒な作業も解消。シフト関連のやり取りには定型文が用意されており、店・スタッフのどちらも、気を使って文章を作成する手間は不要になる。チャット機能を標準装備し、他のメッセージングツールを立ち上げる必要もない。同店の場合、４時間以上かかっていた１回のシフト作成が１時間半程度で済んでいるという。シフト作成が間に合わず、佐川店長が休日の時間を作業に充てるといったこともなくなった。

「使い慣れたものをやめて新しいものを入れる際には、エネルギーがいると思います。飲食店のように、日々忙しく仕事に追われていると、新しい作業を覚えることは大変で、抵抗感があることは当然でしょう。実は私も、兼子シェフからAirシフトのことを初めて聞いた時には、一度スルーしました（笑）。その後、実際に使ってみると、とても便利だった。面倒だと思うと自分が損をしますし、会社の成長も妨げます。新しいサービスは、あれこれ考える前にまずは試してみることが大切だと実感しています」。レシピアンドマーケットでは、店舗スタッフからも新レシピの提案をするチャンスを設けている。実際に佐川店長からの提案は、「ローストチキン＆夏野菜のジェノベーゼパスタ」として商品化され、今では人気アイテムになった。店長の潜在能力は煩瑣な事務作業をこなすことではなく、こうした製品開発や店舗改善に生かしていきたい。