導入事例

「パティスリーサロン・ドゥ・テアミティエ神楽坂」の導入事例

スイーツパティスリーサロン・ドゥ・テアミティエ神楽坂

スタッフ数11人

ディレクター三谷哲史氏

この記事は月刊食堂2020年12月号に掲載された記事の転載となります。元記事はこちらをご覧ください

パティスリーサロン・ドゥ・テアミティエ神楽坂は、パリのコルドンブルーで学び都内パティスリーでも修業した三谷智恵氏がシェフを務め、夫である三谷哲史氏が経営を担うフランス菓子店だ。店のオープンは2007年。10坪ほどの店舗ながら店内に8席、屋外に4席のイートインスペースがあり、出来立てのお菓子を飲み物とともに楽しめる。客層は30代～40代くらいの女性が7割を占める。

現在、三谷氏夫妻と女性アルバイト11名で構成されており、アルバイトは1日平均4～6時間ずつの交代勤務にあたる。平日は三谷氏夫妻とアルバイト2人の4人体制、休日はアルバイト3人の5人体制で運営している。「製菓学校の学生もいますし、厨房では計量や袋詰めなど未経験者でもできる仕事もあるので、販売・接客と製作の役割分担をせずにその時々で必要な仕事を全員にやってもらっています」と三谷氏。アルバイトスタッフは学生、主婦、ダブルワーカーと立場はさまざまながら平均2年ほど継続勤務しており、スタッフの入れ替えは少ない。「でも正社員のような毎日勤務の固定シフトの人がいないので、シフト管理はけっこう複雑です」と話す。

『Airシフト』の導入は昨年5月のこと。「それまでは固定シフトの正社員を含むスタッフ5人で運営していたのですが、正社員が辞めてその分アルバイトスタッフを一気に増やしたためシフト管理がとても複雑になりました。そこで効率化を図ろうとネットでシフト管理サービスを調べた結果、以前から店で使っている『Airレジ』が使いやすくなじみがあること、最大2ヶ月無料で試用できることから『Airシフト』に決めました」。

シフト作成にかかる時間が最大1/6にまで短縮

同店では前月25日にスタッフ全員から翌月の希望シフトを集め28日に翌月の確定シフトを発表している。『Airシフト』導入前はメールで送ってもらった希望シフトを、三谷氏が表計算ソフトに転記してシフト表を作成。確定シフトは各自にメールで送るとともに、印刷した紙を店のバックヤードに掲示していた。希望シフト収集率は90％だが、提出遅れの人にはメールで催促し、また調整が必要な場合もメールで出勤依頼をしていた。

「『Airシフト』導入当初、表計算ソフトによる従来の作成方法と併用して作業効率を比べて初めて、これまでシフト作成作業に5～6時間もかけていたことに気付きました。『Airシフト』なら表計算ソフトへの転記が省け、調整もメールではなくメッセージ機能でできるので、わずか1時間ほどでシフト表が完成して、我ながら作業の速さに驚きました」

確定シフトはすぐにスタッフ用シフト管理アプリ『シフトボード』に送信。その後、急な休みでシフトに穴が空いたときにも『Airシフト』で出勤依頼をし、メッセージ機能を使って調整している。「『Airシフト』は電話やメールのように時間を気にすることなく出勤依頼が送れます。承認されると同時にシフト表に自動反映されるので転記ミスもありません。また更新されたシフトがすぐに確認できるので情報の行き違いを防ぐことができます」と三谷氏。導入前はシフト変更のたびに表計算ソフト画面に変更を打ち込み、更新されたシフト表を印刷して掲示していたそうだが、Airシフトならシフトの更新が簡単にでき、スタッフへの連絡も素早い点が助かるという。

タイムカード機能の活用で勤怠管理の効率化を実現

また、同店ではタイムカードによる出退勤打刻も、『Airシフト』の勤怠管理機能に切り替えている。かつて紙のタイムカードを使っていた時はタイムレコーダーがバックヤードにあって退勤時に押し忘れてしまうスタッフがいたために、押し忘れの確認や紙のタイムカードを表計算ソフトに打ち込むなどの作業をしていたが、『Airシフト』を使うようになってからは、業務でよく利用しているiPadをタッチするだけなので押し忘れがなくなり、集計も楽になったそうだ。また『Airシフト』の画面では概算人件費も分かるので、表計算ソフトで人件費を予測計算する手間が省け、事務作業全体の効率アップに役立ったという。

「シフト管理だけでなく、事務作業全体の効率化にも役立つメリットは大きい」と三谷氏は実感している。

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