焼小籠包 ぎょうざ 樹苞(きぼう)の導入事例

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導入事例

オーナー 石黒 貴士 氏、六町本店店長 余芳 氏

「焼小籠包 ぎょうざ 樹苞(きぼう)」の導入事例

テイクアウト専門店焼小籠包 ぎょうざ 樹苞(きぼう)

スタッフ数社員3名、パート4名

オーナー 石黒 貴士 氏
六町本店店長 余芳 氏

この記事は月刊食品商業2022年6月号掲載に掲載された記事の転載となります。元記事はこちらをご覧ください

製法・食材にこだわった小籠包・餃子専門店

「北海道なかしべつミルキーポーク」100%使用。国産野菜、国産調味料で差別化を図る。商品はオーダー後に焼き上げる「焼きたて」、焼いた後急速冷凍する「冷まし」、「生冷凍」と食べる時間に合わせて選ぶことができる

※セントラルキッチン(CK)とは、店舗で提供するメニューの製造や加工を1カ所に集中させる拠点のこと

製法・食材にこだわった小籠包・餃子専門店

中国・上海で食べた小籠包の味に惚れ込み、本場で調理技術を習得した石黒貴士氏が、東京・北千住で焼き小籠包の屋台販売からスタートさせたのが、「焼小籠包 ぎょうざ 樹苞」だ。その後、製造拠点であった六町の物件をテイクアウト専門店として、2015年5月にオープン。20年10月には、埼玉・八潮にセントラルキッチン(以下CK)※の役割を持たせた2号店をオープンさせた。

メニューは、北海道・中標津町の養豚場からチルドで仕入れた豚肉を、店内でひいて餡にした「焼小籠包」に、手延べ皮を使った1個52〜53gの「お城餃子」、薄皮に野菜をたっぷり入れた「命薬ぎょうざ」の3種類。本場の製法に従い、国産食材・調味料を使った日本人になじむ点心として、地元住民を中心に各店とも1日50人超を集客している。

手書きのシフト作成に1週間 修正を重ねるため最新のシフトが分からなくなる問題が発生

シフトの作成は月1回。19日までにシフト希望を提出してもらい、25日に確定シフトを出す。『シフトボード』では常に最新シフトが分かる

手書きのシフト作成に1週間 修正を重ねるため最新のシフトが分からなくなる問題が発生

1号店の六町本店には、社員3人、パート4人の計6人が在籍。点心はその日の午前中に仕込み、オーダーが入ってから焼いて提供するスタイルを採用する。仕込みは主に30代〜40代の主婦パートが活躍。パートの勤務時間は8時半〜13時までで、その後は社員が一人~二人で運営を担う体制をとっている。

「『Airシフト』を導入する前のシフト作成は手書きでした。名前と勤務可能な日時を記入する欄を定規で引いて手書きした紙をコピーしてパートさんに配っていたのです(笑)。提出してもらったシフト希望は、手書きの別の表に一つずつ転記して作成していました。

売上は天気にも左右されるため、雨の日の翌日はパートさんの人員を少なくする等、細かい調整が入ります。そのためシフト作成中の修正が多く、毎月19日のシフト希望提出日から、シフト確定の25日までの間で、最低3〜4回は修正を行っていました」と話すのは、六町本店店長の余芳氏。

シフト表は写真を撮り、スタッフ全員が見られるメッセンジャーアプリで共有。修正のたびに投稿していたため、最新のシフト表がどれか分からなくなったり、勤務シフトを見逃したりするパートもいた。結果、出勤日の勘違いによる人員の過不足が発生する日も少なくなかった。

シフトの自動作成で転記ミスや手間がなくなり、最新シフトの共有がよりスムーズに

主婦パートは週2回勤務が多く、皆さん小学生の子持ち。なるべくプライベートの予定を入れられるよう、早めのシフト確定を心掛けている

シフトの自動作成で転記ミスや手間がなくなり、最新シフトの共有がよりスムーズに

「会社として、事務作業の効率化を図りたいと考えていたところ、以前から導入していたPOSレジアプリ『Airレジ』から、同じく株式会社リクルートが提供するシフト管理サービス『Airシフト』のことを知りました。そこで、まずは本店で使ってみようということになったのです」と石黒氏。スタッフ用シフト管理・給与計算アプリ『シフトボード』経由で提出されたシフト希望は、『Airシフト』にそのまま反映。クリック一つで大まかなシフトが自動で作成できる。そのため、転記の手間やミスがなく、シフト作成の圧倒的な時短につながった。

「1週間、紙とにらめっこしてシフトを作っていたのが、パソコンであっという間にできるようになったので、作業負担が軽減されました。今では2時間ほどで、シフト作成ができるようになりましたね。細かな修正はスマホでもできるため、自宅や移動中でも簡単に行えて便利です」(余氏)

なによりシフトが修正されると『シフトボード』に通知が行くため、最新のシフトを見逃すことがなくなったことが大きいという。

さらに『Airシフト』では、ひと月の概算人件費が分かるのも特徴。「余店長の前任者は手書きでシフトを作成し、電卓を弾いて人件費を算出していた」(石黒氏)というように、人件費計算も作業負担が増加する原因の一つとなっていた。また、日々の売上目標は人件費ベースで算出するため、必要かつ重要な作業でもあった。

「今は概算で人件費がパッと分かるので、より正確な売上目標が立てられるようになりました。そして、売上目標の達成率も高くなりました」と余氏は話す。

現在は2店舗の運営とEC販売、イベント・催事やケータリングカーの出店など、さまざまなチャネルで点心を販売。また八潮店は、3店舗分の製造をまかなえるスペックを持つCKであるため、もう1店舗の出店も計画中だ。

スタッフの声

出勤日がひと目で分かり、いつでもどこでも確認できる

出勤依頼がきてもチャットの回答をタップするだけなのでストレスフリーです

社員佐藤 楓華さん

『シフトボード』は、「焼小籠包 ぎょうざ 樹苞」に就職する前、学生時代から使っていました。そのときは他でアルバイトをしており、「給与計算をするのに楽だよ」と友人から教えてもらい使い始めました。確かに出勤日がひと目で分かりやすく、月にどれだけ稼いだかも見えるのですごく便利だと感じていました。
私は社員なので『シフトボード』経由でのシフト提出はありませんが、パートさんからは「次の出勤日がいつかすぐにわかるので楽」と聞いています。パートの皆さんは、お子さんがいらっしゃるので、学校の長期休暇などは出勤日数が減ってしまい、出勤日を忘れてしまうことも。いつでも、どこでもスマホでパッと確認できるので、便利だとおっしゃっています。

店舗情報

焼小籠包 ぎょうざ 樹苞(きぼう) 六町本店

東京都足立区一ツ家2-22-4

営業時間:11時〜19時30分
定休日:月曜日(祝日の場合は営業、翌日休業)
業種:食料品小売/テイクアウト専門店
スタッフ数:社員3名、パート4名

焼小籠包 ぎょうざ 樹苞(きぼう)
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