導入事例
「王道の王道」の導入事例
高級食パン専門店王道の王道
スタッフ数9人
相談役 石岡 伸一 氏(左)
代表取締役 石岡 弓子 氏(右)
この記事は月刊食品商業22年9月号掲載に掲載された記事の転載となります。元記事はこちらをご覧ください
話題のベーカリープロデュ―サー岸本拓也氏が手掛ける高級食パン専門店
東京・八王子にある高級食パン専門店「王道の王道」は、多い日で150人を集客する地元密着型の店舗だ。プロデュースはインパクトのある外観や店名で、個性的な高級食パン専門店を数多く手掛ける、ベーカリープロデューサーの岸本拓也氏。
「忙しい共働き世帯でも、パンが食卓にあれば朝ごはんとして食べてもらえます。子育てや仕事に追われるお父さん、お母さんを手助けしたいと思い、日常的に食べてもらえるパン屋を目指しました」と、株式会社一角家相談役の石岡伸一氏は話す。
定番商品は、発酵バターの香りが際立つリッチ感を生みつつ、ローズソルトの優しい塩味が毎日食べても飽きない甘さを引き立てる「恵みのくちどけ(プレーン)」。その他、曜日替わりで「パンチェッタ&チーズ」や「オレンジの風(オレンジピール)」など、7〜8種類の高級食パンを用意する。ラインアップも毎月変わり、来店のたびに新たな発見を提案することでリピーターを増やしている。
必要なスタッフ数を曜日、時間ごとに設定。人員の過不足が色分けされ、ひとめで分かりやすい
同店は、石岡氏が初めて手掛ける飲食店。そのため開業前に周囲から「シフト管理は大変だよ」と聞いており、シフト管理に関して不安を抱いていたという。
「開店時にはオープニングスタッフを20人採用したこともあり、この人数のシフトを手作業で管理するのは大変だろうと思いました。そのとき、岸本さんの会社の人から『他のプロデュース店のオーナーさんも使っていて、いいみたいだよ』と、『Airシフト』を教えていただきました」(石岡伸一氏、以下同)
『Airシフト』は、株式会社リクルートが提供するやりとりも作成もラクになるシフト管理サービス。スタッフ用のシフト管理・給与計算アプリの『シフトボード』経由で上がってきた希望シフトは、『Airシフト』に自動で反映されるため、あとは細かな調整をするだけでシフトを作成することができる。
「この曜日のこの時間には何人スタッフが必要かをあらかじめ設定でき、設定した人数に達していない時間は赤色になるなど、人員の過不足が色分けされてひとめで分かり非常に便利です」と石岡氏。
現在は、主婦や学生などパート9人が在籍。1日4〜5人体制で、勤務時間は固定しておらず、1時間からの時短勤務にも対応している。
スタッフは主に製造を担当しており、接客は店の顔となるよう代表取締役の石岡弓子氏が行う。パンの製造は、ミキサーやオーブンといったポジションごとに分類され、作業する時間帯がある程度決まっている。そのため、何時から何時までに何人のスタッフが必要といった時間割を『Airシフト』に設定することで、スムーズな製造を実現している。
「パンは曜日替わりで日ごとに製造する種類が違いますし、天候によっても必要人員は変わります。『Airシフト』は、そうした細かい設定ができるので使いやすいです。シフト作成は自分の空き時間に少しずつ進めるので、トータルでも数十分で終わります」(石岡氏)
『Airシフト』を勤怠管理でも活用することで給与計算は20分で完了
給与計算は『Airシフト』で作成した1カ月分のシフトをCSVで出力し、表計算ソフトに貼り付けて細かい部分を調整、そのまま給与明細として印刷できるプログラムを独自で組んでいる。
そのため『Airシフト』で作成した当初のシフトと、実際の勤務時間や休日が変更になった場合は、『Airシフト』に都度変更を加える。石岡氏は『Airシフト』に、シフト管理と勤怠管理、両方の役割を持たせている。
「給与計算ソフトをいろいろ探して試してみましたが、どれもシフトと実際の勤務時間の検証に時間がかかり、あまり利便性を感じませんでした。『Airシフト』は勤怠管理表としても使えるので、給与計算時の検証が必要ありません。今は給与計算から明細の出力まで、20分程度で完了しています」(石岡氏)
また、『シフトボード』はシフト提出だけでなく、業務連絡ツールとしても活用。チャット機能を使えば、スタッフへシフト調整の依頼をしたり、スタッフから体調不良による休みの連絡を受けたりと、簡単に連絡を取ることができる。
「メッセンジャーアプリやメールなど、人によって連絡手段を変える必要がなく、一元的に使えるので非常に便利です。チャット機能で気軽に会話ができるので、コミュニケーションツールとしても役立っています」と石岡氏は話した。
同店では、『Airシフト』を導入してパン製造の各工程に応じた適正人員の人員配置を実現すると同時に、『シフトボード』のチャット機能を使って、効率的な店舗運営を実現している。
スタッフの声
相澤 明日香さん
オープニングスタッフとして入社して、今は週5〜6日勤務で働いています。だいたい7〜13時までの勤務で、パンを成形したり焼いたりするオーブンを担当することが多いです。
ここで勤務するまでは「シフトボード」を使ったことはなかったのですが、初めてでも最初に使い方を教えてもらうだけで簡単に使いこなせました。直感的に操作ができるので、難しいことはありませんでした。便利だなと思う点は、一度入力した勤務時間は履歴として残るため、シフト提出の際に毎回希望の勤務時間を入力する手間がないことです。またシフト希望の提出日が近づくと、リマインド通知がくるので、提出を忘れることもありません。自動で給与計算もしてくれるので、月にどのくらいがんばったかが見えるのも励みになります。
店舗情報
王道の王道
東京都八王子八幡町2-17 エイラクビル1階
営業時間: 10時〜19時(パンがなくなり次第終了)
定休日: 不定休
業種:食料品小売/高級食パン専門店
スタッフ数:9人
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