導入事例
「ラ・ブランジュリ キィニョン nonowa国立店」の導入事例
ベーカリーラ・ブランジュリ キィニョン nonowa国立店
スタッフ数社員1人、アルバイト19人
株式会社キィニョン nonowa国立店 店長
平山 貴代子 氏
この記事は月刊食品商業23年7月号掲載に掲載された記事の転載となります。元記事はこちらをご覧ください
国立駅に直結したスコーンが人気のベーカリー
この「nonowa国立WEST」の1階に、地元の人々に親しまれているベーカリー「ラ・ブランジュリ キィニョン(以下、キィニョン)nonowa国立店」がある。
同店を運営する株式会社キィニョンは、武蔵小金井や国分寺など多摩地区を中心に現在7店舗を出店。JR中央線沿線の駅ナカ商業施設の他、都立多摩図書館にも出店しており、地域に密着したベーカリーを展開している。
「お客様のほとんどが近隣にお住まいの方々です。そのため、朝から昼の時間帯はご年配の方やお子様連れの方が昼食や翌日の朝食用のパンを、夕方から夜にかけては会社帰りの方が夕食用のパンをお買い求めになることが多いです。キィニョンは『パンがあることで幸せが一つ増えること』を店舗のコンセプトにしています。地域の皆さんの日常に、小さな幸せを提供できたらと考えています」
そう話すのは同店の店長を務める平山貴代子氏だ。駅に直結して、隣は生鮮食品売場という立ち寄りやすい立地もあり、同店は日常使いのベーカリーとして常に多くのお客様でにぎわいを見せている。
早いときは2時間ほどでシフト作成が完了 スタッフ19人へのシフトの周知がより簡単に
現在、キィニョンnonowa国立店には平山氏の他に19人のアルバイトスタッフが在籍している。同店の営業時間は10時〜21時で、常時3人体制でシフトを組んでいる。ほとんどのスタッフが4〜6時間勤務のため、1日当たり6人または7人のスタッフがシフトに入る。
シフトは月2回作成。スタッフには、10日までに翌月の前半(1~15日)分、25日までに翌月の後半(16日~月末)分の出勤可能日を提出してもらい、確定したシフトを毎月15日と月末に周知している。
オープン当初は、別のシフト管理サービスを利用していたが、希望シフトの収集とシフト作成はシステム上で行えるものの、スタッフに周知するためにプリントアウトしたシフト表をスマートフォンで撮影して、チャットアプリで共有するひと手間が必要だった。
同サービスが終了したことを機に、同社の他店で利用していた株式会社リクルートが提供するシフト管理サービスの『Airシフト』を22年1月から導入した。平山氏によれば、移行は思ったよりもスムーズだったという。
「実は本部から、以前より『Airシフト』への移行を薦められていました。けれども、慣れたシステムから変更することで混乱が起きるのが不安で決断できずにいました。しかし移行が決まってからスタッフに伝えたところ、『Airシフト』と連携できる『シフトボード』をすでに利用しているスタッフが何人かいて、『シフトボード』は使いやすく便利なのでうれしいと言われたのです。スタッフの利便性が上がるのなら、もっと早くに導入しておけばよかったと後悔しました」(平山氏)
スタッフ用シフト管理アプリの『シフトボード』をスマートフォンにダウンロードし、『Airシフト』と連携することでスタッフは自分のタイミングで希望シフトを提出することができる。希望シフトは『Airシフト』上に自動反映されるため、シフト作成は必要な人数を確認して調整を行うだけでよい。
「シフトを作成するときは、1日ごとに決めていきます。固定シフトのスタッフがいないため、提出された希望シフトに対して実際にどのくらいシフトに入れているかバランスに配慮しながら調整していき、人数が不足する時間帯を書き出します。ほとんどの場合、スタッフが不足する時間は1時間程度なので、前後のシフトに入るスタッフにプラス1時間勤務してもらえないか相談することで調整は終わり、シフト作成は早いときで2時間ほどあれば完了します」(平山氏)
作成したシフト表は『Airシフト』上でPDF化し、すぐに同社が利用するコミュニケーションツールを使ってスタッフ全員に送信する。シフト表を一斉に共有できるようになったことで、平山氏の作業負担が減っただけでなく、スタッフ全員がすぐにシフトを把握できる点がいろいろな面で役立っているという。
スタッフは大切な存在 シフト管理の精度を高めてより働きやすい環境に
平山氏がスタッフにシフトを共有する際には、個人の出勤日と全スタッフ分が掲載されたシフト表を合わせて送る。また、シフト変更が発生したときには、修正後のシフト表を全スタッフに送信する。
「以前はシフト変更があったときには、それぞれが自分自身で覚えているしかなく、うっかり忘れてしまい、スタッフが出勤時間に出社していないということもありました。今ではそれがなくなりました。自分以外のスタッフのシフトも把握できるようになったことで、急な休みが入った際にも可能な限りスタッフ間で調整をしてから私に報告をしてもらえるようになり、シフト変更に要していた手間がなくなりました。
また、シフト変更が必要なときには、店舗にあるタブレットを使ってその場で対応しています。シフトの変更にすぐ対応できるようになった点も、『Airシフト』導入のメリットの一つです」(平山氏)
「スタッフは、お客様と同じくらい大切な存在です。お客様がお買物しやすいお店にするために、スタッフにとっても働きやすい環境をつくらなければならないと考えています」と話す平山氏。お客様とスタッフに幸せを届けるために、『Airシフト』を効果的に活用している。
スタッフの声
オープンして間もない頃から「ラ・ブランジュリ キィニョン nonowa国立店」でアルバイトを始めました。今年で6年目になるので、スタッフの中ではベテランの立場です。
『シフトボード』に切り替わった当初は、スマートフォンの操作に不慣れなこともあり、入力の仕方に戸惑うこともありましたが、一度覚えてしまえば操作も簡単で使いやすいです。
シフト確定後には、すぐに個人とスタッフ全員のシフトを確認できるため、スタッフが不足している時間帯で自分が出勤できるようであれば、ヘルプが可能なことを店長に伝えられます。また、急な用事で出勤できなくなったときにも、代わってもらえそうなスタッフに相談してから変更のお願いを伝えられるようになりました。
スタッフ同士でサポートし合えるようになったことが、『シフトボード』を導入して良かった点だと思います。
店舗情報
ラ・ブランジュリ キィニョン nonowa国立店
東京都国立市北1-14-17 nonowa国立 WEST
業種:食料品小売/ベーカリー
スタッフ数:社員1人、アルバイト19人
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