pâtisserie J'ouvre east.LABOの導入事例

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導入事例

株式会社APPRECIATION&GROWTH 専務取締役 佐橋 大助 氏 pâtisserie J'ouvre east.LABO 店長 中村 若菜 氏

「pâtisserie J'ouvre east.LABO」の導入事例

洋菓子専門店pâtisserie J'ouvre east.LABO

スタッフ数社員2人、アルバイト3人

株式会社APPRECIATION&GROWTH 専務取締役
佐橋 大助 氏
pâtisserie J'ouvre east.LABO 店長
中村 若菜 氏

この記事は月刊食品商業23年10月号掲載に掲載された記事の転載となります。元記事はこちらをご覧ください

定番の人気商品は「ショートケーキ」。「pâtisserie J'ouvre east.LABO」限定の「メルヴェイユ」もファンが多い一品。たっぷりのクリームと、他にはないふんわりとした食感が楽しめるケーキだ

定番の人気商品は「ショートケーキ」。「pâtisserie J'ouvre east.LABO」限定の「メルヴェイユ」もファンが多い一品。たっぷりのクリームと、他にはないふんわりとした食感が楽しめるケーキだ

『Airシフト』の導入で複数店舗のシフト管理・作成を一元化 シフト業務の細かな作業負担が軽減

季節のフルーツをはじめ日本らしさを感じる食材を使用した、目にも鮮やかな洋菓子を提供する「pâtisserie J'ouvre east.LABO(パティスリージューブル イーストラボ)」。東京メトロの茅場町駅と八丁堀駅などからアクセスできるオフィス街にある小さなパティスリーだが、SNSで同店のスイーツを見て遠方から訪れる人も多い人気店だ。

同店は、愛知県を拠点とする株式会社APPRECIATION&GROWTHが運営する自社ブランドの洋菓子チェーン。現在は名古屋市に2店舗、東京都に2店舗と、さらに別ブランドで1店の計5店舗の直営店を運営している。

「もともと洋菓子のOEMを中心に事業を行っていましたが、社員のモチベーションが高まる事業を行いたいと考えるようになりました。そこで、これまでの知見を活かした、自分たちで発信できる自社ブランドをつくろうと考え、2015年に『pâtisserie J'ouvre』を始めました」と話すのは同社専務取締役の佐橋大助氏だ。

「pâtisserie J'ouvre east.LABO」は当初、商品を製造する工房だったが、販売もできる店舗として23年3月にリニューアルオープン。気取り過ぎず、日常的に利用してもらえる地域に寄り添った身近な洋菓子店を目指している。「スタンダードな洋菓子でも一部の素材を変えるなどして、商品の表情を変えて提案しています。一番人気のショートケーキでも基本のイチゴの他、生地とクリームにヨモギを練り込みわらび餅を添えた『国産よもぎのショートケーキ』や、黒ゴマを生地とクリームに使用したショートケーキも販売しており、私たちらしい表現で商品づくりをしています」(佐橋氏)。

オフィス街という立地もあり、客層の中心は20代〜40代の女性。休憩時間に取り置きで購入し、帰宅する際にピックアップしていくお客様も多いそうだ。

シフト作成は月の前半と後半の2回に分けて行う。『Airシフト』を導入したことにより、シフト管理が効率化されスタッフの教育や店舗での業務により多くの時間を割くことができるようになったと中村氏は話す

シフト作成は月の前半と後半の2回に分けて行う。『Airシフト』を導入したことにより、シフト管理が効率化されスタッフの教育や店舗での業務により多くの時間を割くことができるようになったと中村氏は話す

人員不足や人件費などが一覧で確認できシフト作成がスムーズに

製造工房と店舗を兼ねる同店は、現在5人のスタッフで運営。店長の他に正社員のスタッフが1人、接客がメインのアルバイトスタッフが3人在籍している。

スタッフのシフト管理・作成は、店長の中村若菜氏が担当。同社では、中村氏を含む正社員スタッフは接客の他に製造の仕上げも行うため、シフトに関する作業負担をいかに軽減するかが課題だったという。

「『Airシフト』は同店のオープン前から他の店舗で導入しており、その頃から私はシフト管理・作成を担当しています。導入する前は希望シフトをメモなどでもらい、表計算ソフトでシフト表を作成していたのですが、希望出勤日を手打ちしてシフト表に反映させたり、ひと通りシフトが決まったところで各スタッフの合計勤務時間を計算しなければならなかったりと細かな作業が多く、かなりの時間を取られていました」(中村氏)

学生のアルバイトスタッフはテスト期間など休みの希望が重なりやすいが、『シフトボード』で早めに連絡してもらえるという。スタッフの希望シフトは『Airシフト』で自動反映されるので、シフト管理での漏れがなくなった

学生のアルバイトスタッフはテスト期間など休みの希望が重なりやすいが、『シフトボード』で早めに連絡してもらえるという。スタッフの希望シフトは『Airシフト』で自動反映されるので、シフト管理での漏れがなくなった

空いた時間はスタッフの接客向上に充て お客様の声を聞き、商品開発に活かす

中村氏は勤務中の隙間時間を利用して、パソコンでシフトを作成。シフト業務にまとまった時間を取られなくなり、空いた時間をスタッフの教育に充て接客クオリティの向上に努めたり、同店のSNS公式アカウントを運用するなど有効活用している。

「『pâtisserie J'ouvre』の特徴として、お客様の意見をもとに既存の商品をブラッシュアップするなど、リアルな声を活かした商品開発を行っています。一方的な提案にならないよう軌道修正を図る上で、お客様の声を大切にしています」(佐橋氏)

ブランドとしての強みを発揮するのに欠かせないお客様の声を集めるために、店頭での“接客”は重要なポイントだ。

「『Airシフト』によってシフト管理・作成の作業負担が減り時間の余裕ができたことで、スタッフの教育に時間を割けるようになりました。より一層スタッフ一人ひとりの接客の質を高めていきたいと考えています。私たちからお客様に積極的に話しかけ、親密にコミュニケーションを取ることで、お客様が本当に求めているものをお話ししやすい環境・関係性を築いていきたいです」(中村氏)

また最近では、一時休止していたインターネット販売を再開し、今後はオンラインストアでの売上も伸ばしていきたいと考えている。

「製造工場に関しては、今はまだ『Airシフト』を導入していませんが、オンラインストアの売上が伸長してスタッフを増やす際には、『Airシフト』を導入して改善できることがいろいろあるのではと考えています」(佐橋氏)

シフト管理・作成の作業負担を軽減する『Airシフト』があれば、同店の強みを活かした店づくりにより効率的に注力できるだろう。

スタッフの声

使い慣れたスマートフォンで自分のシフトを管理できる点がうれしい

鈴木 若菜さん

鈴木 若菜さん

2023年4月に正社員として㈱APPRECIATION&GROWTHに入社しました。接客の他に、工場から届いたスポンジとお店で作ったクリームを使ってケーキに整える最終仕上げの工程を担当しています。
出勤は週5日で定休日以外に1日休日の希望を提出できるのですが、スマートフォンから『シフトボード』を使っていつでも希望を伝えられるため、提出を忘れることがありません。
以前にアルバイトを経験したお店では、希望シフトを紙で提出したり口頭で伝えることがほとんどでしたので、自分がちゃんと提出したかどうか、またお店もちゃんと提出内容を覚えていてくれるのか不安でした。その点『シフトボード』は提出の履歴が残りますし、操作も簡単でストレスなく、安心して使えています。
正社員として入社する前、「pâtisserie J'ouvre east.LABO」でアルバイトとして働いていたのですが、おおよその給与額が把握できたので、自分の働きが目に見えてそのことがモチベーションになっていました。

店舗情報

pâtisserie J'ouvre east.LABO

東京都中央区新川1-28-33 Glanffice茅場町1階

業種:食料品小売/洋菓子専門店
社員2人、アルバイト3人

pâtisserie J'ouvre east.LABO
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