「ロイヤルクリスタルコーヒー」の導入事例

スタッフが持つ『シフトボード』との連携で、シフト作成が手間なくスムーズに。

東急東横線「自由が丘」駅徒歩3分。界隈でもひときわ目を引く瀟洒な建物が「ロイヤルクリスタルコーヒー」だ。経営母体は長年、日本のコーヒー業界を牽引してきた（株）ドトールコーヒーの創業者で、現名誉会長である鳥羽博道氏が2021年にオープンさせたプライベートロースター&カフェである。「ロイヤルクリスタルコーヒー」では地下のエイジングルームで長期熟成させたコーヒー豆を1階の焙煎所で焙煎。1階はコーヒー豆や自社内でパッキングしたオリジナルドリップカフェを販売するショップ。2階は総面積100坪、席数86席の、優雅で落ち着いた雰囲気のカフェとなっている。

「自由が丘にはカフェやケーキ店が多く、特に店舗規模の小さいお店が多い印象がありました。そこでホテルラウンジのように、ゆっくりお茶を飲みながら歓談できる場所を提供したいと考えました」と、鳥羽珈琲㈱代表取締役社長の黒川 敏彦氏が語るように、主な客層は近隣に住む女性客や買い物客で、休日には個室を使ってランチを楽しむ子供連れや、アフタヌーンティーを目的に遠方から来店する女性もいる。客単価は2,300～2,500円だ。

当店のスタッフ構成は、製菓・焙煎・調理・販売にそれぞれ社員が2名、ピークタイムはアルバイトが2～3名加わるという構成と、カフェの部門では社員1名とアルバイトスタッフ15名という構成だ。今回は最もアルバイトスタッフの人数が多いカフェ部門のシフト作成管理について取材した。

カフェ部門の勤務時間は、社員でホールスタッフリーダー神﨑憂さんがフルで入り、学生は「12時～ラスト」、主婦は「開店前～17時」という時間帯で主にシフトに入る。平日は基本3名体制で、忙しい土日は「開店～19時」に2名を加えた5名体制で運営。アルバイトはホールを主に担当し、スキルのあるスタッフは必要に応じてドリンクも担当する。

神﨑さんが入社したのは今年1月。今年の春よりカフェ部門スタッフのシフト管理を担当している。「前店長が『Airシフト』を利用してスタッフ全員のシフト管理をしていたのですが、厨房・販売・カフェの各部門別にシフト管理する方が効率的ということで、私がカフェ部門を任されるようになりました」と神﨑さん。それまではスタッフの一人としてスタッフ用シフト管理アプリ『シフトボード』でシフト希望を送り、決まったシフトを受け取る立場だったため、『Airシフト』を使うのは初めて。

「前に勤めていたホテルでは、各スタッフがシフト希望を記入するための共有ファイルがあり、そのファイルをもとに担当者が表計算ソフトでシフト表を作っていました。共有ファイルは全スタッフのシフト希望状況が見えてしまうので、どうしても気を遣いますし、ファイルへの記入も出勤時でなければできません。しかし『シフトボード』を使うようになり、自分のタイミングで場所を問わず希望シフトを提出できるようになりましたし、他のスタッフに気を遣ってしまうこともなくなりました。確定シフトもスマホのカレンダーに同期できるので、使い勝手のよさを感じています。」と、神﨑さんは話す。