「マホラ食堂」の導入事例

2019年に導入した『Airシフト』が、シフト作成・管理の効率化と共に、毎月の人件費管理にも役立っている。

東京・経堂「マホラ食堂」は、旬の野菜とダッチオーブンを使った創作料理が楽しめるバルだ。2階建て店舗は面積10坪で席数は1、2階合わせて21席。旬の野菜を多用し、化学調味料を使わず自家製に拘った創作料理はもちろんのこと、内装から家具、手書きメニューなど、元役者であるオーナー夫妻のセンスが光る店は、演劇仲間だけでなく、近隣ワーカーや主婦、地域住民の中高年など幅広いファンを掴んでいる。オープンは2018年6月。料理はタパス（小皿料理）から丸鶏のローストなどの大皿オーブン料理まで、どれも丁寧な仕込みによる美味しさとリーズナブルな価格設定。ハートランド生ビール500円や料理と好相性なワイン（ハウスワイン450円、グラス660円〜、ボトル3,300円〜）ほか、自家製ジンジャーコンフィチュールで作るジンジャーハイや特製梅干しを使ったサワー、旬の果物をふんだんに漬け込んだサングリアなど、この店でしか飲めないドリンクにも定評がある。

「マホラ食堂」のスタッフはオーナー夫妻を除いてアルバイト5名。オーナーシェフで夫の内田龍さんがキッチンを担当し、野菜ソムリエの資格を持つ妻の内田由佳さんが店長としてキッチンを含む全体を取り仕切る。毎日の仕込みとランチは夫妻2人で、夜はキッチン以外に平日2名、土日3名のアルバイトを入れた体制で運営する。

「タイムカード機能」からスタッフの総労働時間を把握

　『Airシフト』には、スタッフの出退勤時にタブレット画面をタッチするだけで勤怠管理ができる「タイムカード機能」が搭載されている。「以前は、各自が紙に書いた出勤時間と退勤時間から1日の労働時間を出して集計し、時給を掛けて給料を算出していましたが、導入後は計算機を使わなくてもスタッフごとの総労働時間が出るので、集計の手間が省かれるようになりました」と由佳さん。今は幼い子供がいるので、できれば夜は由佳さんの代わりにキッチン補助のできるアルバイトを配置したいが、人手不足の現状では難しいそう。「そんな時は子供の預け先を手配して私が店に入るのですが、できればキッチン補助もできる社員を採用したいと考えています。そこで社員採用後の人件費も想定しながら人件費を管理しているのですが、『Airシフト』の「概算人件費シミュレーション」機能が、とても参考になっています」。『Airシフト』はシフト作成・管理だけでなく、店長の片腕となって経営業務にも役立っている。