導入事例
「映クラ株式会社」の導入事例
総合サービス映クラ株式会社
スタッフ数20人
映クラ株式会社 取締役 外食事業部部長
佐々木恵介 氏(左)
大阪王将 福山川口店 下山剛弘 氏(右)
この記事は月刊食堂2024年4月号掲載に掲載された記事の転載となります。元記事はこちらをご覧ください
『Airシフト』でシフト作成時間が半減し、年間人件費4%ダウン&人時生産性の改善を実現
映クラ株式会社は、広島県・岡山県を中心に飲食店や中古車買取り販売店など、40店舗以上を展開する総合サービス企業だ。
昨年5月より外食事業部で運営している「大阪王将」17店舗に『Airシフト』を導入。店長の業務負担となっていたシフト作成の効率化と、人件費コントロールへの導入成果が得られたため、さらに同事業部の焼肉部門と居酒屋部門の2店舗でも本格導入を推進中だ。
同社外食事業部部長の佐々木恵介氏に、そもそもの導入理由と導入経緯を伺った。「大きな理由は、ここ数年の店舗数拡大に伴い各店舗の人件費管理が難しくなってきたことです。同時に店長のシフト作成負担を軽減すべきと考え、3年ほど前より人件費管理とシフト作成管理を効率化できるサービスを探し、実際に試しましたが費用対効果に納得できるサービスには出会えませんでした。そんな折、株式会社リクルートの担当者から『Airシフト』の無料お試しを勧められ、昨年4月より4店舗でテスト導入を開始しました」。
テイクアウトの予約やレジなどの業務でDXを推進していた同社では、今後はパソコンによるシフト管理は必須であり、店長の負担軽減に繋がると考えた。テスト導入する4店舗は、各店舗店長のパソコン操作への抵抗の有無や、パソコンスキル、IT知識にばらつきがでるよう選出したと、佐々木氏は話す。
「その結果、パソコン操作が得意な店長が自社で簡単に使える独自マニュアルを作成し、それを使って苦手で乗り気でない店長を引っ張ってくれました。苦手な人に教えることで、どこがネックになって躓くか検証でき、他店舗への導入時に役立ちました」。
時間帯別売上グラフから適正人数を割り出して、無駄な人件費を削減
独自マニュアルの活用により、パソコン操作が苦手な店長でも『Airシフト』なら使えるとの手ごたえを得た佐々木氏は、5月より「大阪王将」全17店舗での一斉導入を決定。リクルート担当者によるサポートも利用して各店長に導入指導をした。
「初めてでも操作性が良いので簡単でしたし、『シフトボード』も若いスタッフには既に浸透していてスムーズに連携できました。シフト希望が自動反映されるので見落としが無く、時間帯ごとの人員過不足を確認しながら作るので効率良く短時間でシフト表が作れるのが一番の利点です」。
そう語るのは「大阪王将」福山川口店店長の下山剛弘氏だ。「導入前はまず紙に1か月先のシフト希望を記入してもらい、回収したシフト希望を表計算ソフトに打ち込んでいたので、1週間分のシフト表作成に2〜3時間はかかっていました。その点、『Airシフト』は営業中の隙間時間でも操作できるので作成時間は以前の半分ほどになりました」。
また、下山氏は従来からの課題であった人件費の見直しも『Airシフト』の活用により実現した。「どの時間帯に何人必要かという人員配置は、これまで店長の肌感覚に頼っていて、時間帯によっては必要以上の人数が配置されていた。そこでリクルートの担当者に作ってもらった時間帯別の売上グラフを見ながら必要人数を見直すことにしました。
たとえば忙しい日曜日は8人必要だと思い込んでいましたが、売上に対する人件費率が改善される人数は7人だと判明したり、反対にある時間帯は売上が多いので、人数加配が必要だということもわかったりしました。時間帯ごとの必要人数が肌感覚でなく、売上グラフを元に数値化されることで適正人数が把握でき、他店との情報共有も正確にできます」。
実際下山氏の店舗では、日曜日を7人体制に変えても無理なく運営でき、目標とした人件費率を達成できたと話す。
年間人件費4%ダウンと人時生産性の改善に成功、今期目標収益額を8ヶ月で達成
同社では昨年5月の事業年度開始時に今期の取組みとして、①『Airシフト』導入、②配膳ロボットの導入、③店長・従業員のモチベーションアップのためのインセンティブ導入を掲げ、その結果、昨年末時点で年間人件費4%ダウンと人時生産性の大幅な改善を実現した。さらに、16年間で過去最高の売上を達成した店舗もあった。
「要因としては『Airシフト』導入による適正人数での運営の実現が大きいです。今期は年度末を待たずに目標収益を達成できたので、インセンティブとして正月1日2日を全店休業としました。また適正人数の可視化により、慢性的に人が足りない時間帯が明確になったので、人が足りない時間帯に的を絞った求人も試してみました。その結果、短期間やピンポイントなら働きたいという反応があったので、これからも効率的に人を集められる手段として活用していきたいと考えています」。
そう語る佐々木部長は、今後「大阪王将」以外の店舗でも積極的に『Airシフト』の導入を進め、外食事業部全体の収益アップを狙っている。
店舗情報
映クラ株式会社
広島県福山市引野三丁目23-31
業種:サービス/総合サービス
スタッフ数:20人
映クラ株式会社外食事業部は広島、岡山、静岡県に「大阪王将」17店舗を展開するほか「焼肉一楽」、「炭火焼八剣伝」などを運営。昨年11月には「北海道めんこい鍋 くまちゃん温泉 広島安芸の湯」を広島市内に開店。
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