味一番フードの導入事例

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導入事例

専務取締役 村上良一 氏

「味一番フード」の導入事例

うどん・そば処味一番フード

スタッフ数240人

専務取締役 村上良一 氏

シフト管理のデジタル化を推進、データを活用できるサービスを探していた

シフト管理のデジタル化を推進、データを活用できるサービスを探していた

石川県金沢市に本社を置く「味一番フード」は、自家製麺を提供するうどん・そば処「めん房本陣」を石川県と富山県で9店舗展開しています。同社は「店の雰囲気を作り出すのはそこで働く人」という考えのもと、スタッフの働きやすさや人材育成に重きを置いた経営をしています。2023年に1店舗で『Airシフト』を試験導入したあと、全店舗に導入を拡大。シフト管理に要する時間の短縮や、『Airシフト』で得られたデータをどう店舗経営に生かすかについて、専務取締役の村上さんに伺いました。

「昨今の人手不足や、社会情勢の変化の中で、ひとむかし前のように『気合でやる』という精神論だけでは健全な経営が持続できない時代になっています。飲食業は『人がいてこその業界』なので、スタッフが100%以上の力で頑張り続けないといけない環境では負担がかかりすぎます。ある程度の余力がある中で収益を出す仕組みを構築するのが経営側の責任だと思います」

同社は業務効率向上と働きやすい環境づくりのためにデジタル化を推進。受発注や売上管理、勤怠管理、シフト管理などができる、外食産業向けの業務管理システムを10年ほど前から導入し、同システムのシフト管理を利用していました。

「飲食店は忙しい時間と手の空く時間の差が激しいです。ピーク時に販売ロスがないか、余裕のある時間帯に余剰人員が少ない適正な人員配置ができているかを、数字で把握したいと思っていました。ところが使っている業務管理システムはシフト管理に特化していないため思い通りのシフト管理が難しく、店舗によっては利用していないところもありました。システムを導入しても現場が使わなければ全く意味がありません。肌感覚ではなく客観的なデータがあれば、そのデータを分析してより効果的な対策ができるのに、現状を可視化できないもどかしさがありました」

そんなタイミングで知ったのが『Airシフト』でした。「リクルートが提供するサービスは、沢山の人に向けて使いやすさを追求しているイメージがあり、品質に信頼があった」と村上さんは話します。早速2023年6月に1店舗の試験導入を決定しました。

男性と女性スタッフが必店舗経営状況の判断に、『Airシフト』データ活用を期待ずシフトに入るなど銭湯ならではのシフト作成

店舗経営状況の判断に、『Airシフト』データ活用を期待

『Airシフト』を導入する前は、スタッフからメールやチャットアプリ、紙で提出される希望シフトを店長が紙に転記してシフト表を作成していました。スタッフ全員の希望シフトの転記作業だけで90分はかかっていたのだとか。

「シフトの収集にも時間がかかっていましたが、『それが普通』と思っているので疑問を持たないんです。自動化できることはシステムに任せ、人だからできる価値あることに集中させたいと思っていました。シフト作成で悪戦苦闘している姿を後輩が見るのも良くない。店長はいきいきと働いて欲しいです」

試験導入をした店舗では、90分かかっていた転記作業が0分になるなど作業時間が明らかに短縮されました。また学生のアルバイトの多くがスタッフ専用アプリ『シフトボード』を使っていたので、『Airシフト』の導入に抵抗がなく希望シフトの収集もスムーズでした。

「翌月になるとそれまで使っていたシフト表は捨ててしまうので、過去シフト表を振り返ることができていませんでした。『Airシフト』はシフトの収集や作成が効率化できるばかりか、人員配置のデータが残ります。人時生産性など店舗の経営状況を判断する指標を算出して将来に向けた活用ができることがわかり、導入店舗を拡大することにしました」

人時生産性は「粗利益高÷総労動時間」の計算式で算出できますが、ピークタイムやアイドルタイムといった時間単位で細かく把握するためには、『Airシフト』のように分単位でシフト管理ができるサービスが有効です。

「スタッフにシフト管理サービスを導入すると伝えると、人員を削減されるのはないかとネガティブに捉えられてしまうことがありますが、決してそうではないんです。例えば、ピークタイムの増員を検討したり、アイドルタイムを料理やサービスなどの研修時間に充てたりするという具体的な取り組みが可能になります。適正に人員を配置し時間を有効活用することで、よりお客さまが満足するサービスを提供できるという考え方をスタッフに共有しています」

お客さまに心地よく、従業員がいきいきと働ける環境づくりに『Airシフト』を活用

お客さまに心地よく、従業員がいきいきと働ける環境づくりに『Airシフト』を活用

2023年秋から全店舗で『Airシフト』を導入し、店舗ごとのシフトに関するデータが蓄積されつつあります。『Airシフト』導入の旗振り役として、活用を推進する村上さんは「トップダウンでやらされている感があってはいけない」と力を込めます。

「飲食店経営で大切なのは現場の雰囲気です。スタッフのギスギスした空気は、そのままお客さまに伝わってしまいます。業務を可視化するツールとして経営側が『Airシフト』を準備しましたが、単純に人件費比率や人時生産性を下げたり上げたりすれば良いという話ではない。得られたデータをどう使い店舗経営に生かすかを、それぞれの現場で考えてアクションにつなげてくれるのが理想ですね」

人手不足や原材料費高騰の影響をダイレクトに受ける飲食業界は、コストパフォーマンスを重視した経営に偏りがちです。また設備を導入するより、低賃金で人を雇い人海戦術的な対策を講じる傾向がありました。

「弊社は、お客さまにシステマチックに食事を提供することはしたくないと考えています。お客さまが美味しい食事をして笑顔になる空間を作りたいですし、縁あって弊社で働くことになったスタッフが仕事にやりがいを持ち長く働くことができる環境にしたい。必要な投資をして、店の繁盛だけではなく経営の基盤となる人づくりにもこだわっていきたいです」

昨今のデジタルサービスは、「安さ」「量の多さ」を売りにしているものが多いと感じている村上さん。「リクルートさんは、弊社の経営方針や経営課題を理解し、本質的で戦略的な提案をしてくれるのがありがたいです。『Airシフト』を活用して、スタッフが弊社で働くことの価値を考えられるような意識づけをしたい」と将来に向けた抱負を語ってくれました。

企業情報

味一番フード

石川県金沢市久安2-334

業種:飲食/うどん・そば処
スタッフ数:240人

味一番フード
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