居酒屋「マグロ卸のフィッシャリーズテラス」様に、モバイルオーダーを導入して感じたことをお聞きしました。
東京都中央区 マグロ卸のフィッシャリーズテラス オーナー 浜中さん
2025年8月19日掲載
もともとAirレジを4年半くらい使っていたのですが、約1年前にモバイルオーダーを導入しました。導入したきっかけは「人手が足りない」ことでした。
昼は券売機を置いてて、その場合だとスタッフと2人で対応できるんですが、夜はお酒も出しているので対面でオーダーを取らないといけない。
その時にキッチン内にいると、お客様の声が聞こえなかったりしてオーダーを取りに行けないことが多かったので、人手を増やさず解決するためにモバイルオーダーを導入しました。
実は、導入にあたって結構反発はありました。なので、モバイルオーダーは状況によって使ったり使わなかったりです。
うちでは最初から紙のメニューとQRコードをテーブルの上に置いてますが、年配の方は最初から拒否反応を示す方もいるので、そういう方には対面・口頭でオーダーを取っています。
若いお客様からは便利になったという声も聞きますね。モバイルオーダーも浸透してきたので、普通になってきたという感覚はあります。
一番変化を感じられたのは人件費についてです。数値にすると10%は削減できたと思います。
お客様が来るか来ないかわからない時に予備でスタッフを置いておく必要がなくなったので、モバイルオーダー導入後はスタッフの数もだんだん減っています。
また、対面での注文業務が減ることで、スタッフにキッチンの仕込みなどを手伝ってもらったり、やってもらえることが増えたのも良かったですね。
売上に関してはそこまで大きく変わってはいないんですが、夜の飲み放題もモバイルオーダーを使ってもらえるので楽になりました。
また、お客様自身で注文するので、聞き間違えたりとか、そういったこともなくなりましたね。
うちのスタッフは大学生のアルバイトが多いので、一定期間で入れ替わりがあります。
教育コストというところで言うと、ハンディがスマホなので教えなくても使えるようになりますね。なんか触ってるとわかるらしい(笑)
対面注文だと、どうしても言葉使いや対応の仕方などを教えないといけないですが、そこに関しては多少、少なくなってるかなと思います。
ただ、モバイルオーダーだよりになってしまうと人間味がない感じの接客になってしまうので、対応の仕方や言葉の使い方などお客様満足度に関わるところについては、ある程度ちゃんとした対応ができるように教えていますね。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。