飲食店の業務をカンタンにするオーダーシステム

モバイルオーダーとは?導入事例やメリットと注意点・システムの選び方も解説

「モバイルオーダーとは?導入事例やメリットと注意点・システムの選び方も解説」という見出しと、スマートフォンで料理を注文している写真 「モバイルオーダーとは?導入事例やメリットと注意点・システムの選び方も解説」という見出しと、スマートフォンで料理を注文している写真

モバイルオーダーを取り入れたいと考える際、どんなシステムなのか、自店に導入するメリットがあるのかが気になる飲食店オーナーは多いでしょう。

この記事では、モバイルオーダーにはどんな特長があるのか、店舗に取り入れるメリット・注意点やシステムの選び方を解説します。
さらに、独自調査したモバイルオーダー利用客の声も紹介しています。

店舗にモバイルオーダーを取り入れようと考えている飲食店オーナーの方は、ぜひ参考にしてください。

モバイルオーダーとは?

店内型モバイルオーダー:各テーブルからお客様が注文。店外型モバイルオーダー:来店前にお客様が注文・決済。

モバイルオーダーとは、飲食店を使うお客さまが自分のスマートフォンやタブレット端末で注文を行うシステムを指します。利用客の注文は店側のシステムで受け付けられ、スタッフがオーダーを取りに行く必要がありません。
なお、モバイルオーダーには下記の2種類があります。

  1. 店内型
  2. 店外型

店内型は、店内飲食でのオーダーを目的としたものです。各テーブルでお客さまが自分の端末を使ってメニューをみて注文します。
店内型には、会計をレジでするシステムと、端末上でオンライン決済ができるシステムがあります。モバイルオーダーの中で、昨今最も注目されているタイプです。

店外型は、来店前に注文・決済を行い、指定した時間に商品を受け取る形式です。テイクアウト商品の販売に用いたい場合は、こちらを選択するとよいでしょう。

モバイルオーダーを導入するメリット

①人件費削減・人手不足解消、②注文時のミス防止、③注文数・売上アップ、④データ蓄積・管理

お店にモバイルオーダーを導入すると、おもに下記4つのメリットが得られます。

  1. 人件費を削減・人材不足に対応できる
  2. 注文時の人的ミスが減る
  3. 注文機会を逃すことがなく、売上が上がりやすい
  4. データを容易に蓄積・管理できる

それぞれのメリットを詳しく解説します。

人件費の削減・人材不足に対応できる

モバイルオーダーを導入すれば、人件費の削減・人材不足への対応につながります。その理由は、オーダーを取りに行くスタッフが不要になるためです。

2024年時点の帝国データバンクの調査によると、飲食店業界では人材不足が続いており、「正社員が不足している」と感じている企業の割合は59.8%、「非正社員が不足している」と感じている企業の割合は67.5%でした。※

モバイルオーダーを導入すればお客さまが自分で注文できるため、オーダーにかかる人材を減らせます。結果、人件費の削減や人材不足への対応につながります。

※参考: 帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2024 年 7 月)」 別ウィンドウで開く

注文時の人的ミスが減る

モバイルオーダーを使うと、注文時の人的ミスが減る点もメリットです。

注文をスタッフが対応する場合、聞き漏らしや聞き間違いなどの人的ミスが発生する場合があります。結果、お客さまとのトラブルに発展するケースもあります。

しかし、モバイルオーダーを導入すれば注文時の人的ミスを減らせます。また、注文履歴がお客さま側にも残るため、「注文を行った/行っていない」などの齟齬による無用なトラブルの回避が可能です。

注文機会を損うことがなく、売上が上がりやすい

モバイルオーダーを導入すれば、注文機会の損失を防止する効果もあります。忙しそうなスタッフに声をかけるのをためらってしまうお客さまも、モバイルオーダーなら自分のタイミングで注文できるためです。

実際、モバイルオーダーを導入してからオーダー数が増え、客単価が上がったというお店もあります。

モバイルオーダーは売上が上がりやすい点もメリットです。注文を取るための人材を減らせるので、スタッフは商品提供に専念できてお店の回転率を上げやすくなります。その結果、より多くのお客さまが店舗を利用できます。

データを容易に蓄積・管理できる

モバイルオーダーを使用すれば蓄積した顧客データを集計管理しやすくなるので、店舗運営に役立てられます。具体的なデータの内容は、お客さまの年齢層や人気メニュー、曜日や時間帯ごとに出やすいメニューなどです。

これらのデータを活用すれば、お客さまの属性に合わせたクーポンやキャンペーンを展開しやすくなります。

また、新しいメニューの反応も客観的なデータとして得られるので、広報やアピール方法など今後の方針にも役立ちます。

モバイルオーダーを導入する注意点

モバイルオーダーにはメリットが多数ある一方、導入する際には、下記のような注意点もあります。

  1. コストがかかる
  2. 業務の流れが変わる
  3. 店舗に合わない可能性がある

注意点をそれぞれ、詳しく解説します。

コストがかかる

モバイルオーダーシステムの導入にはコストがかかります。具体的にかかるコストは、下記のとおりです。

  1. 初期費用
  2. 月額費用
  3. 機器代金

必要な周辺機器としては、注文受付用のタブレットやプリンター、決済端末などがあげられます。システム運用費は定期的に必要なため、予算に問題がないか事前に確認しましょう。
また、上記に加えて、オンライン決済機能を利用する場合、決済手数料が別途発生することがあります。

ただし、モバイルオーダーを導入することで人件費削減や回転率向上、お客さま満足度向上につながるケースが多いです。例えば、ホール1人分の業務削減ができた場合は月あたり人件費を約22万円削減※1できるといった試算もあります。

導入によってコストを上回る効果が得られることも多くありますので、費用対効果を考えるとよいでしょう。

また、株式会社リクルートが提供するモバイルオーダー『Airレジ オーダー』では、2025年8月現在、iPadやiPhone SE、レジ用プリンター、キャッシュドロアの機器セットを無償で提供、さらに、月額費用1年間0円ではじめられる特典を実施しており、最大約59万円分が無償で導入できます。モバイルオーダーが0円ではじめられる大変お得な特典となっておりますので、ぜひご検討ください。※2※3※4※5※6※7

業務の流れが変わる

モバイルオーダーを導入すると、業務の流れが変わる点は考慮が必要です。例えば、今までスタッフがお客さまに注文を聞いてキッチンに伝えていたのが、専用機器でオーダーを確認する方法に変わる可能性があります。

やり方が変わるので、スムーズに対応できるようにしなければなりません。電子機器の操作が得意なスタッフもいれば苦手なスタッフもいるため、全員が新しい手順に対応できるようにマニュアルの整備や教育が必要です。

しかし、モバイルオーダーの中には、サポート対応が充実しているものもあります。例えば『Airレジ オーダー』では、専任スタッフによる初期導入サポートや年中無休※のヘルプデスクがあり、導入前から導入後まで手厚くサポートします。

このようにサポートが充実しているシステムを選ぶと、業務の変化にも対応しやすいでしょう。

※受付時間 9:30~23:00

不慣れなお客さまにサポートが必要な場合がある

モバイルオーダーは、コンセプトやお客さまの層によっては、スタッフによるサポートが必要な店舗もあります。例えば高齢のお客さまが多い店舗では、電子機器に不慣れな方やスマートフォンを持ち歩く習慣のない方がいるケースもあるでしょう。

また、モバイルオーダーを導入すると注文を受け付ける場面が減るため、スタッフとコミュニケーションをとりたいお客さまにとっては、その機会が減る可能性があります。

モバイルオーダーを単なる業務削減ととらえるのではなく、空いた時間で先回りしておすすめ商品を提案したり、必要に応じてお客さまをサポートしたりすることで、付加価値のあるサービスを提供しましょう。

なお、従来通りに注文を受け取れる、ハンディに対応しているモバイルオーダーシステムもあります。『Airレジ オーダー』でもハンディを選べるプランがあるため、選択すればこれまでと同様の接客ができます。

独自調査:モバイルオーダー利用客からの評価

写真:アンケートのデータを虫眼鏡で詳細に分析しているイメージ

当社が独自に調査した、店内型モバイルオーダーを利用したお客さまからの評価を解説します。具体的な内容は、下記のとおりです。

  1. モバイルオーダーでの注文と店員への注文はどちらが良いか
  2. 店員への注文とモバイルオーダーの比較
  3. タブレット注文とモバイルオーダーの比較

実際の利用客からどんな評価を得ているかがわかるので、モバイルオーダー導入の参考にしてください。

【調査概要】調査手法:インターネット調査 / 調査エリア:一都三県・二府二県・札幌・仙台・広島・福岡・名古屋 / 本調査対象者条件:20〜60代 男女、3カ月以内に飲食ジャンルでモバイルオーダーを利用した方 / サンプル数:2,000

モバイルオーダーは、若年層だけでなく60代の過半数からも高評価

こちらは、モバイルオーダーでの注文と店員への注文、どちらが良いか調査した結果です。

年代別の注文方法に関するアンケート結果のグラフ。「モバイルオーダーで注文する方がいい」または「どちらかというとモバイルオーダーで注文する方がいい」と回答した割合は、20代:80.7%、30代:74.5%、40代:65.3%、50代:54.3%、60代:50.3%。「店員に注文する方がいい」または「どちらかというと店員に注文する方がいい」と回答した割合は、20代:19.3%、30代:25.5%、40代:34.7%、50代:45.6%、60代:49.7%。

年代でみると、20代の利用客が最もモバイルオーダーでの注文が良いと感じており、年代が上がるにつれて店員への注文が良いと感じる方が増えました。

ただし、60代でも過半数のお客さまが「どちらかといえばモバイルオーダーで注文する方が良い」と答えており、年代を問わずモバイルオーダーに対して肯定的な方が多く見られました。

また、モバイルオーダー導入によって店舗側には余裕が生まれます。サポートが必要なお客さまをより手厚くサポートするといった工夫で全体の満足度を上げることができるでしょう。

さらに、モバイルオーダーを4回以上利用した方のほうが、1回利用の方と比べて便利だと感じている比率が高い傾向にありました。モバイルオーダーの利用回数を重ねるにつれて、最初は不便さを感じていてもだんだん便利だと感じるようです。

モバイルオーダーは店員を呼ぶ回数を減らせる点が評価を受けており、飲食店でのストレスの減少に貢献できるとわかりました。

自分のタイミングでオーダーできる点などが好まれる

続いて、店員への注文とモバイルオーダーを比較した利用客の声を紹介します。

モバイルオーダーの利点に関するアンケート結果を示した棒グラフ(調査対象1,518人)。「自分のタイミングでオーダーできる」28.1%、「オーダーミスがない」25.7%、「何を注文したか、後から確認ができる」22.7%、「合計金額がわかり、安心して注文できる」20.8%、「メニューに写真があり、料理がわかりやすい」20.4%、「オンライン決済と連携していると、支払いが楽」19.0%、「店員とのコミュニケーションが最小限で済む」18.1%、「再注文(お代わり)が簡単にできる」15.9%

モバイルオーダーだと自分のタイミングで注文できることや口頭注文で起きがちなオーダーミスのなさを評価する声が多くありました。

また、何を注文したかを後から確認できる点、合計金額がわかる点、料理がわかりやすい点も、アンケート回答者の20%以上と比較的多くの方が好ましく評価した結果となりました。

一方で、モバイルオーダー利用時に不便に感じる内容としてはこのような声がありました。

モバイルオーダーを不便に感じる点に関するアンケート結果を示した棒グラフ(調査対象482人)。「LINE登録したくない」24.3%、「店員に頼んだ方が早い時にわかりにくい」18.9%、「何度もスクロールが必要で、比較しづらい」17.8%、「スマホの電池を気にする必要がある」17.2%、「LINE登録する場合は、色々通知が来る」16.4%、「スマホのギガを気にする必要がある」14.5%、「QRコードを読み取るのが面倒」13.7%、「メニュー表が小さい(画面が小さい)」13.5%

モバイルオーダーのLINE登録に抵抗があるという声が、全年齢で上位という結果となりました。

また、席に着いたあとすぐのタイミングなど、店員に頼んだほうが早いと感じるときはモバイルオーダーを不便に感じる方が多かったです。この声に対しては、一品目やファーストドリンクはハンディで注文を受ける方法にすると解決できるでしょう。

モバイルオーダーをするにはLINE登録が必須というわけではありませんが、LINE登録を促されるサービスには抵抗を示す意見が多いといえるでしょう。

使い慣れた自分のスマートフォンが利用できる点が、タブレット注文に比べて便利

最後に、卓上に設置されたタブレットを使って行うタブレット注文とモバイルオーダーを比較した利用客の声を紹介します。

タブレット注文は「テーブルトップオーダー」ともよばれ、店舗の各テーブルに設置されたタブレット端末などから注文する方法です。お客さま自身の端末から注文するのではないという点で、モバイルオーダーと異なります。

タブレット注文とモバイルオーダーを比較したアンケート結果を示した棒グラフ(調査対象948人)。「使い慣れている自分のスマートフォンで注文できる」40.0%、「オンライン決済と連携していると、支払いが楽」34.7%、「同席者それぞれ個別で注文できる」30.9%、「LINE 登録が必要な場合だと、お店からお得情報がもらえる」20.3%、「特にモバイルオーダーで注文する方が良いと感じる点はない」10.0%、「その他」6.0%

モバイルオーダーは、タブレット注文と比べたときに、使い慣れた自分のスマートフォンから注文できる点が便利だと感じる人が多くいました。

また、モバイルオーダーの利用回数が多い人は、タブレット注文よりモバイルオーダーを好む傾向にありました。

モバイルオーダーのシステムを選ぶポイント

写真:カフェの席に設置されたQRをお客様が読み込んでいるシーン

モバイルオーダーのシステムを選ぶ際に重視すべきポイントは3つあります。

  1. 業態に合っているか
  2. 自店舗に必要な機能が備わっているか
  3. サポートが充実しているか

自店に合ったモバイルオーダーシステムを導入しないと、お客さまやスタッフから不満が出る可能性があります。
ぜひ解説するポイントに気をつけながら、モバイルオーダーシステムを選んでください。

業態に合っているか

店内型と店外型ではシステムが異なるため、店舗の業態に合ったモバイルオーダーシステムを選びましょう。

『Airレジ オーダー』では、店内型としてモバイルオーダー店内版、店外型としてモバイルオーダー店外版を提供しています。

自店舗に必要な機能が備わっているか

システムの機能が充実しているかどうかも確認しましょう。例えば、英語や中国語など多言語対応のシステムだと、外国のお客さまでもスムーズに利用できます。

ほかにはお冷の注文や店員呼び出しなど無料メニューへの対応や、ライスのサイズなどメニューのバリエーションに対応していると便利です。

お店のメニューに合わせられる機能があるものを導入しましょう。

サポートは充実しているか

サポートが充実しているかもみるべきポイントです。

システム導入後に店側で行うべき設定や操作が難しい場合があります。また、通信障害や機器トラブルなど緊急事態が起こるケースも。

困ったときにすぐに対応してもらえるサポートがあると、導入やそのあとの運用も安心して進められます。

モバイルオーダーの導入事例

ここでは実際にモバイルオーダー『Airレジ オーダー』を導入した飲食店の事例を3つご紹介します。

  1. 海鮮丼カフェ・ダイニング
  2. 居酒屋
  3. ハンバーガー・カフェ

自店への導入を検討する際も、事例をみるとイメージしやすいです。

海鮮丼カフェ・ダイニング「マグロ卸のフィッシャリーズテラス」

海鮮居酒屋「酒肴あおもん」

ハンバーガー・カフェ「HohokamDINER(ホホカムダイナー)」

モバイルオーダー導入を検討中の飲食店オーナーさまは、ぜひ無料の資料請求やお問い合わせにお申込みください。

資料請求(無料)・問い合わせ

モバイルオーダーの導入なら『Airレジ オーダー』

モバイルオーダーの導入なら『Airレジ オーダー』がおすすめです。「モバイルオーダー 店内版」「モバイルオーダー 店外版」の2つの機能があり、お店にあった注文方法が選べます。

「モバイルオーダー 店内版」を導入すれば人材不足への対応・人件費の削減が可能です。注文以外の部分でホールスタッフがお客さまとコミュニケーションを取る時間が増え、お客さまの満足度が向上します。

お客さまがホールスタッフを気遣うことなく、好きなタイミングで注文できるので客単価向上にも貢献します。
モバイルオーダーでの注文が難しいお客さまにはスタッフがハンディで注文を取りに行けるため、お客さまにあわせて臨機応変な対応が可能です。

さらに、Airレジと連携すれば会計時のレジ打ちミスもなくなるため、お客さまを待たせず正確に会計できます。導入前から導入後まで、ヘルプデスクがしっかりサポートするので、機器類の設定や導入が苦手な方も安心です。

なお、独自調査により「モバイルオーダーのためにLINE登録をすることに抵抗がある」という声が全年齢のお客さまにみられましたが、Airレジオーダーなら、LINE登録は不要です。

モバイルオーダー導入を検討中の飲食店オーナーさまは、ぜひ無料の資料請求やお問い合わせにお申込みください。
『Airレジ オーダー』の無料資料請求・お問い合わせはこちら

なお、今ならiPadやiPhone SE、レジ用プリンター、キャッシュドロアをセットとした機器セット無償、さらに月額費用1年間0円ではじめられる特典を実施しており、最大約59万円分が無償で導入できます。※1※2※3※4※5※6

まとめ

  1. モバイルオーダーとはスマートフォンやタブレットでお客さまが注文するシステム
  2. 人件費削減や注文ミス防止、売上向上などのメリットがある
  3. 業態に合ったシステムを選び、機能やサポートを確認することが重要

モバイルオーダーのシステムや導入のメリット、注意点を解説しました。モバイルオーダーを導入すれば、注文にかかる労力を省くことができ、人材不足の解消や人件費削減につながります。
また、注文の伝達漏れを防げるので、注文から提供までがスムーズに行えるのもメリットです。

また、モバイルオーダーは特に若い世代を中心に高評価を得ており、お客さま満足度の向上や客単価の向上にも貢献します。

モバイルオーダー導入を検討中の飲食店オーナーさまは、ぜひ無料の資料請求やお問い合わせにお申込みください。

資料請求(無料)・問い合わせ

※本ページに記載されている情報は2025年10月時点のものです

お客様の来店から退店までの、飲食店の店内業務をカンタンに。飲食店の運営に必要な機能が揃っています。

Airレジ オーダー Webサイト
TOPへ