独自調査:モバイルオーダー利用客からの評価
当社が独自に調査した、店内型モバイルオーダーを利用したお客さまからの評価を解説します。具体的な内容は、下記のとおりです。
- モバイルオーダーでの注文と店員への注文はどちらが良いか
- 店員への注文とモバイルオーダーの比較
- タブレット注文とモバイルオーダーの比較
実際の利用客からどんな評価を得ているかがわかるので、モバイルオーダー導入の参考にしてください。
【調査概要】調査手法:インターネット調査 / 調査エリア:一都三県・二府二県・札幌・仙台・広島・福岡・名古屋 / 本調査対象者条件:20〜60代 男女、3カ月以内に飲食ジャンルでモバイルオーダーを利用した方 / サンプル数:2,000
モバイルオーダーは、若年層だけでなく60代の過半数からも高評価
こちらは、モバイルオーダーでの注文と店員への注文、どちらが良いか調査した結果です。
年代でみると、20代の利用客が最もモバイルオーダーでの注文が良いと感じており、年代が上がるにつれて店員への注文が良いと感じる方が増えました。
ただし、60代でも過半数のお客さまが「どちらかといえばモバイルオーダーで注文する方が良い」と答えており、年代を問わずモバイルオーダーに対して肯定的な方が多く見られました。
また、モバイルオーダー導入によって店舗側には余裕が生まれます。サポートが必要なお客さまをより手厚くサポートするといった工夫で全体の満足度を上げることができるでしょう。
さらに、モバイルオーダーを4回以上利用した方のほうが、1回利用の方と比べて便利だと感じている比率が高い傾向にありました。モバイルオーダーの利用回数を重ねるにつれて、最初は不便さを感じていてもだんだん便利だと感じるようです。
モバイルオーダーは店員を呼ぶ回数を減らせる点が評価を受けており、飲食店でのストレスの減少に貢献できるとわかりました。
自分のタイミングでオーダーできる点などが好まれる
続いて、店員への注文とモバイルオーダーを比較した利用客の声を紹介します。
モバイルオーダーだと自分のタイミングで注文できることや口頭注文で起きがちなオーダーミスのなさを評価する声が多くありました。
また、何を注文したかを後から確認できる点、合計金額がわかる点、料理がわかりやすい点も、アンケート回答者の20%以上と比較的多くの方が好ましく評価した結果となりました。
一方で、モバイルオーダー利用時に不便に感じる内容としてはこのような声がありました。
モバイルオーダーのLINE登録に抵抗があるという声が、全年齢で上位という結果となりました。
また、席に着いたあとすぐのタイミングなど、店員に頼んだほうが早いと感じるときはモバイルオーダーを不便に感じる方が多かったです。この声に対しては、一品目やファーストドリンクはハンディで注文を受ける方法にすると解決できるでしょう。
モバイルオーダーをするにはLINE登録が必須というわけではありませんが、LINE登録を促されるサービスには抵抗を示す意見が多いといえるでしょう。
使い慣れた自分のスマートフォンが利用できる点が、タブレット注文に比べて便利
最後に、卓上に設置されたタブレットを使って行うタブレット注文とモバイルオーダーを比較した利用客の声を紹介します。
タブレット注文は「テーブルトップオーダー」ともよばれ、店舗の各テーブルに設置されたタブレット端末などから注文する方法です。お客さま自身の端末から注文するのではないという点で、モバイルオーダーと異なります。
モバイルオーダーは、タブレット注文と比べたときに、使い慣れた自分のスマートフォンから注文できる点が便利だと感じる人が多くいました。
また、モバイルオーダーの利用回数が多い人は、タブレット注文よりモバイルオーダーを好む傾向にありました。