Airウェイトの導入効果
物流事業者の満足度とドライバーの働き方改革を同時に実現。
物流・運送業界の「2024年問題」の解決につながるような心強いサービスです。
2024年6月26日掲載
物流・運送業界の「2024年問題」に、どのように対応すべきか苦慮していました。
堺鋼板株式会社は、1963年の創業以来、鋼板事業を核の事業にして成長してきました。現在、鋼板事業に、建材事業と海外貿易事業を加えた三つの事業を展開しており、国内外の多くのメーカーと取引を行っています。また、当社の鋼板はあらゆる製品で利用されており、建設や自動車、家電製品などにも利用されています。そうした当社が扱う製品や資材を製造しているのが国内に6つある生産拠点です。特に大阪府堺市にある「泉北センター」と、三重県伊賀市の「三重センター」、松原市の「三宅工場」が事業の中心工場で、加工から製品・資材の出荷まで行っています。当社では働きやすい環境づくりや、環境に配慮した企業活動など、社会や時代の要請に合わせた対応を行いながら成長してきました。
いわゆる物流・運送業界が直面する「2024年問題」への対応もその一つです。当社では製品・資材の出荷も行っている関係で、配達ドライバーとは密な関係性を築いているからこそ、どう問題に対応すべきか頭を悩ませていました。
創業から60年以上培ってきたノウハウを生かし、鋼板を軸に幅広いニーズに対応しています。
待ち時間を削減し、効率的な業務を実現するため『Airウェイト』の活用を考えました。
2024年問題は簡単にいうと、ドライバーの方々の働き方改革です。労働時間の上限が新たに設けられるため一人当たりの走行距離が短くなり、今までどおりの輸送業務が難しくなる可能性があります。それは当社にとっても他人事ではありません。製品や素材があっても、配達してくれるドライバーがいなければ、お客様に迷惑がかかってしまうでしょう。しかし、企業として法令遵守しながら、ドライバーの健康を守ることも重要な使命です。お客様に迷惑をかけず、ドライバーの健康も守るためどうすればいいかを考えた結果、業務の効率化という答えに辿り着きました。特に課題に感じていたのが積荷の待ち時間です。当社が生産した製品や素材を配達してくれるドライバーは、それぞれのセンターに着いたら受付をし、積荷の準備ができるまで待つ必要がありました。日によっては、50台近くのトラックが来て、数時間待つケースがあったのも事実です。それがドライバーの勤務時間が長くなっている一因であるのは明白だったため、待ち時間の解消を目指し、さまざまな検討を重ねました。その中で解決の選択肢として上がってきたのが『Airウェイト』の活用です。
実際に飲食店でユーザーとして利用した際に、とても便利なサービスだと感じたことも導入したきっかけの一つです。
待ち時間に他の業務ができるなど、生産性を高めることができました。
『Airウェイト』のことは人気の飲食店で見たことがあり、以前から知っていました。待ち時間の解消を目標にしたとき、当社でも活用できるのではと考えたことが導入のきっかけの一つです。また、サービスを提供しているのがリクルートだったという点も導入理由の1つでした。信頼できる企業が、とてもリーズナブルにサービスを提供していたので、導入にあたって迷うことがありませんでした。導入後、ドライバーの方々は比較的スムーズに使ってくださっています。受付カウンターの前に張り紙を出したり、オンライン順番受付に関するマニュアルを作って配布したこともあり、利用開始にあたって大きな混乱はなかったです。以前までは、当社のカウンターで受付した後、自分の積荷が来るまでその場で待っている必要がありました。今は、カウンターのタブレットかWebで受付をしたら、その場で待っている必要はありません。自分の順番が来るまで他の作業ができるだけでなく、順番が来たら呼び出しされスムーズに積荷ができるので、時間を有効に使った働き方が実現できています。
システムに抵抗を感じる世代のドライバーでも、すぐに使い慣れてしまう使い勝手の良さが魅力です。
他の物流事業者と大きく差別化でき、『Airウェイト』の力の大きさを感じています。
『Airウェイト』の導入で、当社のスタッフの作業負担も軽減しています。これまでは、ドライバーが受付する際、置いてある紙に氏名や会社名を記入していただいていました。スタッフは、紙を確認し、電話にて呼び出しを行う作業と、一つ一つ手で情報を表計算ソフトに転記する作業で、かなりの手間と時間をかけていました。しかし、『Airウェイト』を活用してから、呼び出しも自動で行えるため手間は減り、日々の業務に集中できるようになりました。また、転記する作業についてもAirウェイトからCSVでダウンロードするのみとなり、かなり手間と時間が削減されました。
その結果、順番待ちの受付や管理は『Airウェイト』に任せ、人にしかできない業務に集中する環境を整えることができました。今後は、2024年問題を境に、待機時間の軽減やスピーディーな荷物の積み込み、入出荷の業務効率UPを実現できるように、『Airウェイト』が果たす役割に期待しています。
『Airウェイト』を活用してから、順番の管理がスムーズに行えるようになりました。