自分らしいお店づくりを応援する情報サイト

Airレジ マガジン > 経営ノウハウ記事 > 飲食店を開業するための7つのステップ!コンセプトづくりで繁盛店を目指そう

飲食店を開業するための7つのステップ!コンセプトづくりで繁盛店を目指そう

Airレジ マガジン編集部

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

脱サラして飲食店の経営をしたいと考えている方は、数多くいらっしゃることでしょう。しかし飲食店は比較的簡単に開業することが可能な反面、競争の激しさなどから生き残ることができずに数年で廃業してしまうことも多くなっています。飲食店を経営する際は、綿密なコンセプトづくりと入念な開業準備が必要です。これらを抜かりなく行って、繁盛するお店を作りましょう。

この記事の目次

ステップ1. お客様をどのようにもてなしたいかのコンセプトづくりをしよう

コンセプトづくりとは、どのようなお客様に来店してもらいたいかということを、可能な限り具体的に決めていくことを言います。コンセプトづくりは、メニューや内装などのお店全体の方向性を定めることになり、コンセプトからお店を作り上げていくことが重要になるのです。

コンセプトを作る際には、お店に実際に来店してもらいたい仮想のお客様を1人作り上げてしまうと分かりやすいでしょう。決めるべき項目は、以下のようなものになります。

名前

名前に関しては、あえて決めることで従業員間で意思疎通がしやすくなります。佐藤さんなどの仮名を決めておくと、スタッフ間で「この商品は佐藤さんが満足するか」など会議の場で話題にしやすくもなります。

住所や職業、会社の役職、年収、住んでいる家

住所や職業、会社の役職などについては、お客様がどの程度の可処分所得を持っているかを判断する材料になります。特に、家が持ち家なのかローンを払っているのか、マンションなら賃貸か分譲かといった部分は可処分所得の判断に加え、資産規模を示す材料になります。

年齢と家族構成

年齢や家族構成も重要です。お客様の年齢と、どんな家族を抱えているかということを決めると、可処分所得の額がより具体的になりますし、一人で訪れるのか家族で訪れるのかといった点で客単価の部分も明快になります。

趣味嗜好、仕事のあと基本的に何をしているか

趣味や嗜好、さらに仕事終わりにどのように過ごしているかも決めましょう。お店にどの程度来店してくれるかといった部分が明確になり、よりシミュレーションを進めることが容易になります。

このほかにも、仮想のお客様の人物像を補強するような要素はどんどん取り入れていき、具体的にどんなお客様がターゲットなのかを詳細に決めることが大切です。

コンセプトが出来たらする7つのこと

仮想のお客様を決定してコンセプトが確定したら、そこから具体的な開業準備の工程を踏んでいきましょう。

開業準備に際して、行うべきことは以下の7つです。

事業計画書の準備と資金調達

まずは、コンセプトの内容をもとにして事業計画の策定を行います。事業計画は簡潔かつ具体的に立てることが重要で、計画書に起こしておけば経営の際にずれても修正が容易になります。資金調達の際には、資金がショートしてしまうと再融資が難しくなりますので、開業資金だけでなく運転資金も潤沢にある状態を目指しましょう。

看板やロゴなどの作成、設置

事業計画を練った後は、看板やロゴなどを作成しましょう。看板やロゴは外注するとデザイン料などで高くついてしまうことが多いので、自分で考えて製作することが望ましいでしょう。一目でどんなお店か分かるように、お客様心理に訴えかけるのも大切です。

立地や物件探しと内装工事

立地や物件探しに関しては、自分の足で行うのが難しい場合には業者を利用しましょう。内装工事費は、居抜き物件の利用などで費用を抑えることが可能です。

メニュー開発と仕入れ先の決定

店舗で出すメニュー開発についても行っていきます。メニュー開発をしていくうえで、どんな食材が必要かということも見えてきますので、仕入れ先の選定と確保を行う必要も出てきます。

数値管理資料作成

数値管理資料を作成することで、価格や見積もりの決定を行うことが可能になります。経営を数字で管理する基盤として、押さえておきましょう。

設備購入、備品購入、販促

設備の購入は、ものの種類によって、レンタル、リース、購入を使い分けましょう。備品の購入を行う際には、お店の最大回転率を計算したうえでどの程度必要か予測します。販促に関しては、チラシの作成などのお金がかかるものを先に行い、無料で行えることを後に行うのがスムーズでしょう。

人材採用と教育、資格準備や手続き

人材採用と教育に関して、採用開始はお店のオープンの1ヶ月半前には行い、研修開始は2週間前からが妥当でしょう。人材を採用して教育していくためには、マニュアルを作成して効率的に教育していく仕組みを作る必要もあります。資格や各種手続きに関してはここまで終わってから最後に行い、必要な書類等をそろえて最後までぬかりなく行いましょう。

まとめ

飲食店を開業する際には、以下の3点を押さえましょう。

  • コンセプトを仮想のお客様を作ることで徹底的に細かく設定する
  • コンセプトを基として事業計画を立て、すべての準備をスタートさせる
  • 人材採用、資格や各種手続きを最後に行い、それ以外の準備はその前に済ませてしまう

飲食店は戦略的に経営を行っているところほど生き残りを果たしている傾向が多くなっています。綿密なコンセプトづくりを起点として、そこからすべての準備を行っていけば、スムーズに経営戦略を立てることが可能です。ぜひとも、まずはコンセプト作りから始めていきましょう。

※この記事は公開時点、または更新時点の情報を元に作成しています。

この記事を書いた人

Airレジ マガジン編集部

「0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ『Airレジ』」のメディア「Airレジ マガジン」の編集部。お店を経営している方向けに、業務課題の解決のヒントとなるような記事を制作しています。

中野 裕哲(なかの ひろあき)氏

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/