アパレル店で接客に使える英語は?外国人のお客様を気持ちよく迎えるために
洋服店を開業してから、当初の予想以上に外国人のお客様が多く来店され、接客やオペレーションがままならない状態に陥っているという経営者の方もいらっしゃることでしょう。洋服店やアパレル関連のお店の場合には、オペレーションの流れが飲食店などとはかなり違うため、飲食店などとまた違った対応が必要になってきます。外国人のお客様に英語を使って接客を行えるようになり、満足していただけるようにしていきましょう。
この記事の目次
外国人のお客様に対する接客の基本
まずは、日本人の文化と外国における文化の違いについて押さえておきましょう。日本においては、お客様は神様といった考え方が基本になっていますが、アメリカなど、多くの国々ではそのような考え方はなく、よりフレンドリーで親しみやすい接客が文化になっています。
外資系のコーヒーチェーンにおける接客を思い浮かべていただけるとイメージはつかめるかと考えられますが、くだけすぎない程度にフランクで、親しみを込めた接客が行われています。
ですから、日本における接客よりもフレンドリーな雰囲気を出して接客していった方が、結果的に外国人のお客様を満足させられる可能性が高くなっています。ただ、フレンドリーなことと失礼なことは違いますから、もちろん節度は必要です。
アパレル店のお国柄事情
海外のアパレル店は、システムも接客も日本におけるアパレル店とは全く違うものとなっています。アメリカと中国を挙げて、アパレル店のお国柄事情を見ていきましょう。
アメリカ
アメリカの場合にはやはりフレンドリーな接客が中心であり、「いらっしゃいませ」の代わりに「Hi」などのくだけた挨拶が使われることも多くなっています。また、日本におけるアパレル店の接客を想像していると、全体的にかなりルーズな印象は否めず、店員同士でのおしゃべりなども多いのが特徴です。
しかしほとんどのお店では、もちろんお客様に満足してもらいたいという心は日本と変わりなく持っています。日本のような細やかな気遣いは少ないとはいえ、真心のこもったサービスを受けることができる場合も多くなっています。
中国
中国では、アメリカのようなフレンドリーな接客よりも、むしろ素っ気ないという方が適切な接客が多くなされています。日本的な感覚から考えると信じられないほど不愛想に感じられることも多く、文化の違いに戸惑ってしまう方も多いでしょう。
ただ、中国全体の国際化などの影響から、近年ではこのような素っ気ない接客態度ではなく、日本的な丁寧な接客が少しずつ広がってきているという部分も多くなっています。サービスのよい店員に対して、雇用主が対価を払うようなシステムが多くのお店で導入されていることも、サービスが丁寧になってきている理由のひとつです。
アパレル店で使える英語フレーズ
では具体的に、アパレル店におけるオペレーションの流れに沿って、アパレル店で使える英語フレーズを見ていきましょう。
入店時
- いらっしゃいませ
Hello! How are you?
- 何かお探しでしょうか?
May I help you?
試着から購入
- ご試着できます
You can try this on.
- こちらが試着室です
This is the fitting room.
- サイズはお分かりですか?
Do you know your size?
- こちらのサイズしかございませんでした
I’m afraid this is the only size we have left.
- こちらはお戻しします
I’ll return that for you.
会計時
- 会計いたしますか?
Are you finished?
- 現金とクレジットカード、どちらをお使いですか?
Are you paying by cash or credit card?
- こちらレシートです
Here is your receipt.
退店時
- ありがとうございました!
Thank you very much!
接客の際の英語については、以下の記事も参照してみてください。
これだけは覚えておきたい!明日から使える日英の正しい接客用語
まとめ
外国人のお客様に英語で接客する際のポイントは、以下のようなものになります。
- 多くの国では、日本的なおもてなしよりもよりフレンドリーな接客が行われている傾向にある
- 海外のアパレル店の接客は日本的な感覚から考えるとルーズな部分が多いが、お客様に満足してもらうという気持ち自体は同じである
- アパレル店の実際のオペレーションの流れに沿って、適切な英語フレーズを使っていくことが必要である
外国人のお客様に対しては、一歩引いた日本的なおもてなしよりもある程度フレンドリーな接客の方が、お客様に満足される可能性が高いと言えるでしょう。節度をわきまえたうえで、英語のフレーズを駆使しながらお客様を接客してみましょう。
※この記事は公開時点、または更新時点の情報を元に作成しています。
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この記事を書いた人
Airレジ マガジン編集部
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