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経営指標【ROI】とは?意味と計算方法を理解して収益力を高めよう

Airレジマガジン編集部

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

事業計画書で資金回収プランを作成したいけれどROIがわからなくて困っていませんか?ROIを理解しているつもりでも、いまいち分からない方もいるかと思います。今回はそのROIについて解説していきます。ROIを理解すれば資金を回収する計画を立てることができ、また収益力を高めることができるようになります。開業や2店舗目出店を実現するために、今日からさっそくROIを意識しましょう。

この記事の目次

ROIとは?

そもそもROIとはReturn on investmentの略で、投資した資本に対する効果をみる指標です。開店資金や人材育成への投資などで、効率的に利益を出せているかを確認するひとつの指標として活用できるものです。

ROI

開業するときの初期投資の内訳には、以下のようなものが含まれます。

  1. 不動産賃貸借に関わる保証金
  2. 内外装工事
  3. 什器備品購入もしくはリース費用
  4. 初期販売促進費
  5. 開店前のスタッフ教育に関する人件費

①の不動産賃貸借に関わる保証金は、敷金として支払っているケースもあります。その他、仲介手数料や数カ月先までの前払家賃なども含まれます。仲介手数料を大家さんが支払っている場合は、除外するようにします。

融資を受けるために事業計画書を作成している人は、こちらの作り方も是非参考にしてみてください。

事業計画書とは?知っておくべき作り方から融資を引き出すまでのイロハ

ROIの計算方法や活用方法とは?

それではROIの計算方法と活用方法を解説していきます。

ROIの計算方法は?

ROIの計算方法

ROIを計算するためには、ROI=利益額÷投資額×100という計算式を使います。たとえば、

  • 投資額600万円
  • 1年間で生み出した利益額120万円

という場合、

ROIの計算方法例

ROI=20となります。ROI=20とは、1年間で投資額の20%を回収できたという結果です。

ROIの活用方法は?

では次に、ROIの活用方法について考えてみます。

例えば先程の例と同じく、投資額600万円の場合、1年間で20%回収できたとすると、5年で初期投資額のすべてを回収できるということになります。

投資額(100%)÷ROI(1年20%)=回収期間(5年)

毎年どのくらい利益をあげれば、何年で投資額を回収できるのか、それが分かれば、2店舗目の出店や事業の拡大など、今後の計画も立てやすくなるというわけです。

ROIを指標とするメリット・デメリット 効果を上げるには?

ROIを指標としたときのメリット・デメリットを解説していきます。

メリット デメリット
投資から考えてどの取り組みが採算がとれていて効率がいいかを可視化できる 長期的な取り組みに対しては効果が測定しにくい

下記のような費用が発生した場合は、ROIが下がります。

  • 不動産の賃貸借契約更新で更新費用等を支払った場合
  • 補修工事や改修工事の費用を支払った場合

店舗を経営していると、契約更新費用やさまざまな修繕費用がかかります。このような費用を支払った場合は利益が減るため、ROIが下がるのは仕方ありません。結果だけにフォーカスして収益力が下がったと安易に判断するのは危険です。ROIには減少ポイントがあることを理解していれば、間違った判断をせずに済むのです。

まとめ

ROIについて、最後に要点をまとめます。

  • ROIとは、投資した資本に対する効果をみる指標である
  • ROIを確認する計算式は、ROI=利益額÷投資額×100である
  • ROIは店舗拡大の目安として活用することができる
  • 契約更新や修繕工事などはROIが減少する要因となる

ROIを活用すればスムーズに資金を回収することができるだけでなく、店舗数を増やせるかどうかの目安として活用することができます。あなたもぜひROIを活用して、経営改善に役立ててみてください。

※この記事は公開時点の情報を元に作成しています。

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この記事を書いた人

Airレジマガジン編集部

「0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ『Airレジ』」のメディア「Airレジ マガジン」の編集部。お店を経営している方向けに、業務課題の解決のヒントとなるような記事を制作しています。

中野 裕哲(なかの ひろあき)氏

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/

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