お店の売上を伸ばす!シンプル・カンタン・スマートなAirシリーズ活用セミナー――店舗オーナー向けAirレジ ミニセミナーvol.7
0円でカンタンに使えるPOSレジアプリの「Airレジ」が、2018年3月19日に開催した「店舗オーナー向け Airレジ ミニセミナー」。第7回は「Airレジ開発担当者直伝 お店の売上を伸ばす! シンプル・カンタン・スマートなAirシリーズ活用セミナー」と題し、株式会社リクルートライフスタイル Air事業ユニット グループマネジャーの鹿毛雄一郎氏が講師を務めました。
鹿毛氏は、Airレジがリリースされた半年後からUXデザインを担当。平日は会社勤めをしながら週末は自身で立ち上げた鞄ブランドを販売するために店舗経営やEC運営なども行っていました。それらの経験をAirレジのデザインに活かしているという鹿毛氏が直接Airレジのレクチャーをしてくださいました。
この記事の目次
0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ『Airレジ』とは?
Airレジについて説明する前に、鹿毛氏は「レジの種類に何があるか」を参加者たちに質問。挙手した女性が「単機能のレジスター、チェーン店などでよく使われるPOSレジ、モバイルデバイスに入れて使うアプリタイプのPOSレジ」と回答すると、「百点満点! このあとのわたしの説明がしづらいですね」と場の雰囲気を暖めました。
「Airレジは、レジスターの“安さ”とPOSレジの“高機能さ”を併せ持つレジシステム。POSレジまでの機能はないかもしれませんが、お手持ちのiPadにインストールするだけで0円で使えます。あとは、ドロアやレシートプリンターを購入していただくだけですぐにはじめられるのが大きな特徴となっています」
続けて、Airレジの大まかな機能や特徴について説明している「1分でわかるAirレジ」の動画を上映しました。
Airレジの特徴は次のようなものです。
- 全てのレジ機能が無料
- いつでもどこでも売上分析
- 直観的でカンタンな操作
「Airレジは、全てのレジ機能が無料で使え、日々の会計業務をするだけで、データがクラウドに貯まっていくため、自分で集計することなくいつでもどこでも売上の分析ができます。色んな人が働くお店でも、誰もが使いこなせるよう直感的にカンタンに操作できるというのが特徴です」と鹿毛氏。今回は、参加者それぞれにAirレジアプリの入ったiPadをご用意して、実際に使い勝手を確認していただきます。
基本的な操作方法
「アプリケーションを立ち上げたホーム画面左上に“注文入力と会計”ボタンがあるのでタッチします。すると、右側に登録した商品の名前が並ぶパネルが、左側には入力された注文商品を表示する画面に遷移します。
例えば、商品から『カフェラテ』『チーズピザ』『モンブラン』『ほうじ茶』をタッチすれば、左にはそれらの商品名と金額、合計金額が表示されます。
以上であれば、“お支払へ進む”ボタンをタッチして、お客様からお預かりした金額をテンキーパッドで入力。“会計”ボタンをタッチすれば、接続されたプリンターからレシートが出てくるので、お釣りと一緒にお渡しします。ここまでが、一回の会計の流れとなっています」
使いこなしたい3つの機能
基本的な操作方法について説明したのち、鹿毛氏が「ぜひ使いこなしてほしい」という3つの機能について説明しました。それは
- 日別売上管理機能
- 商品別売上管理機能
- 在庫管理機能
です。
日別売上管理では、グラフと会計明細の表で、売上の推移を日ごとに確認できます。もちろん、単位は“日”以外に“月”ごと、“週”ごとなどでも表示可能。1日の中で時間での売上推移を確認することもできます。
鹿毛氏は「単機能のレジスターでは、レシートの数を数えたり、それぞれの合計を電卓で計算するということをしないと売上金額を確認したり集計したりできませんでしたが、Airレジなら、毎日のお会計をするだけで集計できます。ぜひ、売上を毎日確認する習慣をつけていただければ」とオススメしていました。
続けて商品別売上管理についての説明に入りました。「商品別売上は日別売上画面の上部にあるタブで切り替えができます。商品のカテゴリーを絞ったり、期間を切り替えたりして集計したいものをカンタンに見ることができます。原価を登録しておけば、粗利なども確認可能なので、売上を伸ばせるオススメ商品などを検討する材料にもなります」と鹿毛氏は解説。「Airレジが自動で集計してくれるので、こちらもぜひ活用してください」。
3つめの機能は、在庫管理機能です。こちらはAirレジホーム画面に戻り、“商品”ボタンから入れます。
「棚卸しの際に在庫数を入力しておけば、会計するたびに商品がリアルタイムで減っていきます。“在庫通知”アラームを使えば、設定した在庫数になったときに発注を促す三角形の赤いビックリマークが表示。発注のタイミングを逃さないため、機会損失を極力減らすこともできます」
Airレジで売上を伸ばしたお店の事例
次に鹿毛氏は、Airレジを活用することで、売上を伸ばした2つのお店の事例を紹介しました。
1つめは南青山にある、5000円でフレンチのフルコースを食べられるという飲食店。オーナーは「特定のワイン(グラスワインB)の売上が下がっている」と何となく感じ、すぐにAirレジの商品別売上管理機能で「先週7日間」と「今週7日間」のグラスワインの売上を確認したそうです。
補足:セミナーではわかりやすいように数字や商品名を変更しております
すると、グラスワインBの売上構成比が18%も下がっていることが判明。接客方法や価格を見直すことで、結果的に客単価の1割アップにつなげることができました。
「普段からデータで振り返ることを習慣にしていれば、肌で感じていたことも具体的に見えてきます。そして、気付きが得られるのです」
2つめの事例は、合羽橋で食品サンプルの製造販売を手がける「サトウサンプル」様。小売店の事例です。
食品サンプルは、「卵」ひとつ取ってみても、ラーメンのトッピング用、卵焼き、目玉焼きなどさまざまなバリエーションがあるため、種類が多く、サトウサンプル様で扱っているアイテム数はなんと3,500点。Airレジ導入以前は紙で管理していたそうです。
あるとき、シーズン過ぎに店頭で鏡餅サンプルの在庫をたずねられたそうです。紙で管理していたときにはバックヤードまで確認しに行っていましたが、今ではAirレジがあります。そこで在庫管理機能を使い、その場で即座に回答。お客様をお待たせせずすぐ対応できたため、顧客満足度もアップさせることができました。
また、商品別売上管理も活用しており、これまで10点ずつ発注していた一般のお客様向けキーホルダーが、毎月発注分ずつしっかり売り切れていることを確認。あらかじめ100点を納期に余裕をもって発注することができるようになり、原価率の改善と売り切れの最小化が図れたとのことでした。
このように、会計業務で貯まったデータを適度な頻度で確認することで、お店の業務改善のヒントが得られる、ということが事例からわかります。
Airレジと合わせて使うと便利な3つの決済・ポイントサービス
2つめのプログラムでは、Airレジと合わせて使うと便利な3つの決済・ポイントサービスについての紹介がありました。
キャッシュレス決済導入が売上アップにつながる理由とは?
まず、キャッシュレス決済の種類に「クレジットカード、電子マネー、モバイル決済、ポイントサービス」があることを説明してから、なぜキャッシュレス決済が必要なのかについて鹿毛氏は「店舗運営者は、お客様からクレジットカード決済できるかをあまり聞かれないため、その必要性を感じていません(59%)が、実はお客様の約4分の3はお店でクレジットカードの利用可否を確認。店舗を訪れてクレジットカードが使えるかを店員に確認するのはわずか10%という調査結果が出ています」と解説。
「お客様はクレジットカードの利用可否でお店を選んでいるのに、店舗側がそれに気づいておらず、機会損失が生まれているのです」と鹿毛氏は結論づけました。
「ほとんどの国で50%を超える消費者がクレジットカード決済をする中、日本でのクレジットカード利用率は17%。2020年には、キャッシュレスが当たり前の国から4000万人が来日することを考えると、キャッシュレス決済に対応するかどうかは売上アップ、お店の存亡にもかかわってきます」と鹿毛氏。「また、お客様に不安なくお買い物をしていただくためにもキャッシュレス決済に対応することは大切な要素となってくるのです」とお客様目線でも考えるよう、参加者に促しました。
Airシリーズが提供する3つの決済・ポイントサービス
キャッシュレス決済を導入するとなると、ハードルが高いと考えがちですが、Airシリーズではそれらサービスも提供しています。しかも先に挙げた4つの決済手段
- クレジットカード
- 電子マネー
- モバイル決済
- ポイントサービス
すべてに対応しているのです。
クレジットカードと電子マネーに対応「Airペイ」
Airシリーズが提供している「Airペイ」では、クレジットカードと電子マネー、Appleペイといった新しい決済方法にも対応。実質0円の専用カードリーダーを準備するだけではじめられます。
その特徴は
- 3.24%からという業界最安水準の決済手数料
- 振込手数料0円
- 月額固定費0円
というもの。
外国人のお客様も多い飲食店「ソウルソニックブギー」様の事例を鹿毛氏は取り上げました。「路面店のため、外国人のお客様が多く、そのためクレジットカード決済は必須でした。それまで使用していたシステムに比べ、決済手数料が半分になると知ってAirペイを導入。専用カードリーダーを使えば、目の前でカードを切れるのでお客様にとっては安心感もあるようです」と解説しました。
Alipayなどでの決済に対応するモバイル決済 for Airレジ(※1)
日本ではまだあまりなじみがありませんが、スマートフォンにQRコードを表示させ、それを読み込むことで決済できるモバイル決済は、特に中国では当たり前に使われている決済方法です。
モバイル決済 for Airレジ(※1)では、Airレジを使っているiPadやiPhoneなどのカメラでお客様が提示されたQRコードを読み込むだけで決済が完了。Alipay、LINE Payなどに対応しており、また2018年春からはd払いにも対応予定です。
その特徴は
- 訪日外国人の来店と購買を促進
- 導入費用/月額利用料0円
- さまざまな決済サービスに対応予定
というもの。
事例として、原宿のセレクトショップ「お世話や」様が紹介されました。お世話や様では、インバウンドに対応するため、さまざまな決済方法を取り入れているとのこと。中国のお客様は、現金やカードよりALIPAYを多く使います。「ALIPAYが使えるなら」ということで来店するお客様も多く、売上アップにつながっているとのことでした。
※1:「モバイル決済 for Airレジ」は「Airペイ QR」に名称変更しました。
あのポイントが貯まる! 支払いができる! POICHI for Airレジ(※2)
POICHI for Airレジ(※2)の特徴は次のようなものです。
- 新規集客とリピート促進
- 1店舗から導入可能
- 必要なのはiPadまたはiPhoneだけ
Tポイント、Ponta、WAON POINTが利用可能で、支払い時に提示すればポイントを貯めることができます。また、貯まったポイントで決済することもできます。
「ポイントシステムを導入するのは大変ですが、POICHI for Airレジ(※2)なら、Airペイで使う専用カードリーダーがあれば導入可能。ポイントが貯まるからリピーターも増えます」と鹿毛氏。
事例として、北海道でゲームカルチャーアイテムを販売する「コントローラー」様を取り上げました。コントローラー様では、POICHI for Airレジ(※2)の導入後、ブランド力のあるポイントカードを使えるということでお客様からの安心感を得られた、と言います。金額の大きな買い物で貯まったポイントを使って決済するなど利用頻度も高まっており、今ではスタッフから声をかけなくてもポイントカードを出していただけるようにまでなったとのことです。
※2:「POICHI for Airレジ」は「Airペイ ポイント」に名称変更しました。
見て、試して、相談できる「Airレジ サービスカウンター」の紹介
最後のプログラムは、実際にAirレジをはじめる際の心強い味方「Airレジ サービスカウンター」についての紹介です。
Airシリーズ自体は
- Air IDの登録
- 周辺機器の用意
- 初期設定
- 利用開始
というカンタンステップではじめらますが、どの周辺機器をそろえればいいのか、本当に使いこなせるのかと悩む店舗運営者も。
補足:決済サービスのご利用には別途申込みが必要です。
そんな人にオススメしたいのがAirレジ サービスカウンター。周辺機器についてや使い方、また軽減税率補助金についての相談まで対面で行うことができます。
特に、開店準備中の時間のない中、自分で情報を集めるのは大変な労力を要します。Airレジ サービスカウンターなら、熟練のスタッフから必要な情報を得られるので効率的。その場で周辺機器の購入もできますので、すぐに使いはじめる準備が整います。
実際に、Airレジ サービスカウンターを利用した「アンドビール」様は「その場ですぐに問題が解決できること、自分のレベルに合わせて説明してくれたことなどのおかげで、開店前の時間のない中ですぐ解決できて良かった」とインタビューに答えていました。
まとめ
セミナーのまとめとして、鹿毛氏は「Airレジの紹介と、それを使うことで売上が伸びた事例、またAirレジと一緒に使うと便利な決済・ポイントサービスの紹介、またこれから導入しようとされている方にお使いいただけるAirレジ サービスカウンターの紹介をさせていただきました。事例の中からは、会計をするだけで『お店の満足度アップ』や『売上アップ』、場合によっては『コスト削減』にもつながるということを見ていただけたと思います。ぜひAirシリーズを活用していただいて、どのようにお店を改善していけるかというところに挑戦していただきたいと思います」と述べて降壇しました。
参加者たちの反応
セミナー後の懇親会の時間に、参加者の皆さんに、お話や体験への感想をお聞きすることができました。
喫茶店を経営している男性は「導入を検討しており、Airレジでは簡単にデータ分析ができる、ということを聞いて、その件についてもっと知りたいと思い参加。特に在庫管理のお話は参考になりましたと話してくださいました。
カフェで提供しているものを販売もしている女性は「導入済みだけど、気づいていない使い方があるかもしれない」とのことで参加されたとのこと。「検索の仕方、在庫管理がiPadのみでできることなどを知ることができ良かった。わざわざデータをダウンロードしてExcelを開かなければいけない、と考えていたので、棚卸しや入庫管理が面倒だと感じていたけど、そうではないということがわかったので、積極的に取り組んでいきたいですね」と今後のことについて語ってくださいました。
セミナー中、また懇親会の際もスタッフの話を聞きながらメモを取っていた女性は、「家族でさまざまなお店を経営している」と状況を説明してから「それらさまざまな業種があっても、データをまとめて会計士さんに渡せるのがありがたい。今回は、ドロワーを購入したけれど、本番で使うのが怖かったので、使い方を詳しく知りたい、と思い参加しました。日常業務をこなしながらマニュアルを調べるのは大変なので、このようなセミナーがあるのはありがたいと思います」と感謝の言葉を述べておられました。
※この記事は公開時点、または更新時点の情報を元に作成しています。
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この記事を書いた人
渡辺 まりか (わたなべまりか)ライター
ガジェットをこよなく愛するフリーライター。福島県郡山のビジネス専門学校で約10年、MS-Accessなどの講師を務めた経験あり。自ら足を運び、目で見て、手で触って取材するのが好きな行動派。小型船舶操縦士免許2級、乗馬5級、普通自動二輪免許取得を取得するなど趣味多し。