自営業になったら、何をすればいいの?覚えておきたい自営業の基礎知識
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
自営業とは自ら事業を行っている個人のことを指します。「個人事業主」という呼び方をする場合もあります。自営業になれば自由に仕事をすることができ、お金が儲かると考えている方も多いかもしれません。しかし、それはその人の経営手腕や努力によって大きく変わってきます。自営業の人が覚えておきたい基礎知識について解説します。
この記事の目次
自営業のメリット・デメリット
はじめに、自営業のメリットについて挙げてみましょう。まず、一番に挙げられるのは自由度の高さです。サラリーマンのようにいろいろなことに縛られることなく仕事時間や仕事内容など全て自分で決めることができます。収入に関しても売り上げが増えればその分利益も増えることになります。また、自身が経営者であることから、すべての決定権は自分にあります。しかし、これらのことはデメリットと表裏一体でもあります。決定権が自分自身にあるということは全てを自分で決めなければいけないということであり、収入に関しても少ない場合は直接自分自身に反映されることになります。場合によっては収入がないといったことにもなりかねません。メリットと思えることも失敗すると全て自分自身に跳ね返ってくることになるのです。
さまざまな自営業の年収
一口に自営業と言ってもさまざまな仕事があります。飲食店経営者・美容院の経営者・塾の経営者・青果店・鮮魚店・コンビニのオーナーなど、その職種は多岐にわたります。職種による年収もさまざまであり、また、同じ職種によっても経営の規模や経営者の手腕により年収は大きく違ってきます。独立開業イコールたくさんお金が儲かると考えている人も多いかもしれません。しかし、自営業の年収は全て、自分自身の経営手腕や努力にかかっています。自営業で収入を上げていくためには、自身が営む仕事を成功させるために学ぶことや努力することが必要となってきます。
開業届と確定申告の解説
自営業を始める際にしておかなければいけないことに開業届の提出があります。事業を開始してから一ケ月以内に納税地の税務署長に「個人事業の開廃業等届出書」を提出することになっています。開業届は期限内に提出するようにしましょう。合わせて、経理をしっかりと行う場合は青色申告承認申請書も提出しましょう。青色申告の承認を受けることで、確定申告をすることにより最大65万円の控除が受けられたり、家族に対して支払う給与を経費に入れられたりするメリットがあります。必要経費に関してはもれなく計上することで税金を過大に支払うことを防ぐことにもなりますので、細かなことも忘れずにしっかりと計上していきましょう。
まとめ
- 自営業にはメリットとデメリットがある
- 開業したら、個人事業の開廃業等届出書(経理をしっかりと行う場合には青色申告承認申請書も)を税務署に提出する
- 自営業の年収は、業種や経営状態によってさまざまである
自営業は自由度の高い職業ではありますが、サラリーマンのようにその年収が保証される職業ではありません。すべては自分自身の責任となります。どのような自営業でも勉強や努力を怠らず、経営の改善に結びつけていくことが大切なのです。
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この記事を書いた人
Airレジ マガジン編集部
自分らしいお店づくりを応援する情報サイト、「Airレジ マガジン」の編集部。お店を開業したい方や経営している方向けに、開業に向けての情報や業務課題の解決のヒントとなるような記事を掲載しています。
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/