給与計算はなぜ大切?小さなお店のはじめての給与計算
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
「アルバイトや従業員に支払う毎月の給与を計算するのは大変だ。面倒だしよくわからない」そのように感じることはありませんか? 給与計算ミスは従業員トラブルの元です。加えて時間のかかる作業でもあります。そこで今回は給与計算の仕組みと注意点、便利なサービスを紹介します。それによって、従業員トラブルを防ぎ、給与計算の労力を削減できるようになります。記事を読みお店の営業に集中できる状態になりましょう。
この記事の目次
給与計算ってどんなことをするの?
会社や個人事業主が従業員に給与を支払う場合は、税金や社会保険料等をそれぞれの法律に基づいて給与から強制的に徴収する決まりになっています。この事務作業を給与計算と呼んでいます。この給与計算とは、従業員に毎月いくら支払うのかを計算することです。
なぜ給与計算をする必要があるかというと、のちに国へ納めなければいけない税金や社会保険料の金額を会社が代わりに支払うためです。給与計算の方法としては[総支給額]-[控除額]=[差引支給額]で計算します。具体的には、従業員に支払う総額(総支給額)から税金などの天引き額(控除額)を引き算し、手取り額(差引支給額)がいくらかを決めていきます。
給与計算業務は、大きく三段階に分けられます。
計算のもとになるデータの集計
- 労働時間を集計するなど
総支給額と控除総額を計算し、差引支給額を決定する
- 課税支給額を計算する
- 控除額(雇用保険料、健康保険料、厚生年金保険料)を計算など
帳簿類の整理と振込・納付手続きをおこなう
- 銀行振り込み手続きなど
給与計算業務は作業工程が多く、日々の店舗運営に全力を費やしていると、給与計算業務の時間を作ることが難しいかもしれません。
最近では下記のような便利なサービスがあります。
- クラウドサービスを利用して簡単に給与計算を行う
- 給与計算を別の会社に代行してもらう(1人数百円~)
給与計算事務をする時間が無い場合はこのようなサービスを使ってみることもおすすめです。
給与計算ミスはトラブルのもと。給与計算の注意点
給与計算はもともと複雑な作業であり、従業員やアルバイトが増えれば余計に難しくなっていきます。しかし給与計算・支給ミスは従業員のクレームやトラブルの元であり、少しのミスでも従業員の信頼を失う、繊細で重要な作業です。
自分自身で計算する場合はチェックリストを作りダブルチェック・トリプルチェックする事をおすすめします。例えば、①基本給・手当の変更チェックリスト、②年齢別、社会保険料のチェックリスト、③入社・退社情報のチェックリスト等、確認すべき項目を一覧にしておくとよいでしょう。
心配な場合は給与代行サービスやクラウドソフト等を利用し、従業員トラブルを事前に回避する方法で給与計算をおこなってみてください。
まとめ
いかがでしょうか?給与計算の仕組みや正しい計算方法は理解されましたか。
- 給与計算とは、[総支給額]-[控除額]=[差引支給額]を計算すること
- クラウド会計ソフトや給与計算代行サービスなど給与計算の手間をはぶく便利なサービスがある
- 給与計算ミスは従業員トラブルのもとになる為、ミスが起きない対策が必要
今回の記事を参考に正しい給与計算の知識を身につけ、給与計算ミスによる従業員トラブルを回避しましょう。
また便利サービスを利用する事により給与計算業務にかける時間を少なくし店舗業務にあてる時間が多くなります。参考にしてみてください。
※この記事は公開時点、または更新時点の情報を元に作成しています。
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この記事を書いた人
Airレジ マガジン編集部
自分らしいお店づくりを応援する情報サイト、「Airレジ マガジン」の編集部。お店を開業したい方や経営している方向けに、開業に向けての情報や業務課題の解決のヒントとなるような記事を掲載しています。
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/