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【平成28年度版】確定申告の準備はいつから?スムーズに申告する基礎知識

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

確定申告の準備を万全におこなう自信はありますか? 確定申告をスムーズに実施するには、準備をするタイミングも大切なポイントです。ここでは、確定申告をするにあたって知っておきたい申告時期や申告手法、準備を始める適切な時期についてご説明します。平成28年度の確定申告の準備を計画的に進めるための参考にしてください。

この記事の目次

確定申告は1ケ月の期限内に実施する

確定申告の手続きは、原則的に毎年216日〜315に行われます。課税対象期間は、確定申告書を提出する年の前年の11日から1231です。この期間に発生した売上と経費から所得を算出し、所得税および復興特別所得税として納める金額を申告します。

確定申告は期限が決められているため、遅れることがないよう計画的に準備を進めることが大切です。

手書きだけじゃない!確定申告の申告手法

確定申告の手法としては、以下の4つの選択肢があります。

①申告書を手書きで作成

確定申告用の書類を税務署で入手するか国税庁のホームページから印刷し、必要事項を記入します。提出用だけでなく控えの用紙にも同じ内容を記入し、源泉徴収票の原本や医療費等の領収書類も添付書類としてそろえます。作成した書類は、税務署に持参または郵送にて提出します。

②確定申告書等作成コーナーを利用

国税庁のホームページには「確定申告書等作成コーナー」があり、画面の案内に沿って入力すれば納税額などが自動計算され、申告書を作成することができます。自動計算のため計算ミスを防げます。

(国税庁)確定申告書等作成コーナー 

③e-Taxを利用

自宅のパソコンから、インターネットを利用して申告手続きができるシステムです。税務署に出向く手間を省けますが、電子証明書を取得する必要があります。

④税理士に依頼

確定申告の準備をする時間や知識がなく、自分でおこなうことが困難な場合は税理士に代行してもらう方法もあります。

早めにしよう!確定申告の必要書類と準備タイミング

国税庁が指定している確定申告用の申告書を以下に挙げます。

  • 確定申告書A:主に給与所得者や年金所得者が使用
  • 確定申告書B:所得の種類にかかわらず誰でも使用可能
  • 分離課税用:不動産や株式を譲渡または退職所得などがある場合に申告書Bとセットで使用
  • 損失申告用:所得金額が赤字になる場合に申告書Bとセットで使用

また、申告書の他に必要に応じて書類を添付します。代表的なものをご紹介しましょう。

  • 源泉徴収票の原本
  • 決算書や収支内訳書などの明細書
  • 社会保険料控除生命保険料控除や地震保険料控除を受けるために必要な証明書

確定申告に必要な書類等を申告時期にまとめて整理・作成するのは大変です。日々発生する必要経費の領収書は項目ごとに整理・保管し、売上や経費を毎月計算しておくと効率的に進められます。

税務署は、確定申告の締め切り間近になると非常に混雑するため、混雑を避けるには2月中に申告を済ませたいものです。特に、確定申告にまだ慣れていない人は、申告書を作成し始めると不明点が色々出てきます。税務署に問合せながら進めることを想定すると、1月中に準備を始めることをおすすめします。

まとめ

確定申告の時期や準備についておさらいしましょう。

  • 確定申告の期間は原則的に毎年2月16日〜3月15日である。
  • 申告は、確定申告書等作成コーナーやe-Taxを利用する手法もある。
  • 確定申告の準備は1月中に始めるのがおすすめ。

確定申告の申告書自体はほんの数枚ですが、正しく作成するには手間ひまがかかります。確定申告の準備を計画的に進めてください。

※この記事は公開時点、または更新時点の情報を元に作成しています。

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この記事を書いた人

Airレジ マガジン編集部

Airレジ マガジン編集部

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中野 裕哲(なかの ひろあき)氏

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/