居酒屋メニューのレシピはどうする?お客様が満足するメニューを作ろう
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
居酒屋を新規開業したいと考えていらっしゃる方の中には、実際にどんなメニューを提供すべきか考えあぐねている方もいらっしゃることでしょう。お客様にお酒や自慢の料理でおもてなしをすることは決まっていても、具体的なメニューが思い浮かばないという方は、まずは定番を押さえたうえで、メニューを考える際の視点を身につける必要があります。メニュー作りのノウハウを得て、喜ばれるメニューを開発できるようにしましょう。
この記事の目次
一般的な居酒屋メニューの種類とは?
一般的な居酒屋のメニューの種類としては、以下のようなものが挙げられます。
- お通し
- おつまみ関係
- メイン料理
- デザート関係
席料をいただく際にも必要になるお通しや、お酒のアテとなるおつまみ類は、いわゆる「ちょい飲み」をしたいと考えるお客様をキャッチするための重要なメニューになります。それほどお腹にたまらない、重くないものが中心となってくるでしょう。
しっかり食事を取りたいと思って来店しているお客様には、腕によりをかけたメイン料理を提供します。お店のこだわりや特色が最も色濃く出る部分ですので、お客様を満足させられるよう試行錯誤を重ねて開発することが大切です。
特にバブル期以降、女性も積極的に居酒屋を利用するようになり、今では特殊なコンセプトのお店を除いては女性のお客様を無視したお店作りは考えられないものとなっています。デザートなどの女性が喜ぶ品も、メニュー作りの際には重要な柱になってくるでしょう。
居酒屋メニューの具体例とは?
では、前述した居酒屋メニューの種類ごとに、それぞれの気をつけるべきポイントを踏まえながら具体的なメニューの定番例について見ていくことにしましょう。
お通しやおつまみ関係に関しては、枝豆、唐揚げ、焼き鳥などのメニューが定番になります。お通しの場合にはあまり原価の高いものを用意せず、かつお客様ががっかりしてしまわないようなものを提供することも大切です。近年はサラダなどのメニューもお通しやおつまみに含まれて来ています。枝豆や唐揚げなどは、原価が高くなく、かつ喜ばれるお通しのひとつだと言えるでしょう。
メイン料理は、どのようなコンセプトの居酒屋なのかという点でもかなり変わってきます。一般的な和風居酒屋の場合には、お刺身やしゃぶしゃぶ、鍋などがメイン料理に当てはまってくるでしょう。コンセプトにそぐわないメイン料理を提供しないことが大切です。
デザートに関しては、アイスクリームやケーキ、ティラミスなどが定番です。デザートは最後に食べるのが一般的なので、重すぎないものをチョイスし、かつ種類は豊富に用意しておくことが大切でしょう。
メニュー考案時の注意点とは?
メニューを考案する際には、以下のようなことを注意して考えておくことが大切になります。
- 最初はチェーン店のメニューを参考にする
- 食の流行に敏感になる
- お店のコンセプトに合致したメニューを考える
何もないところからメニューを考案していくことは、非常に骨が折れるものになります。定番のメニューをしっかりと押さえておくためにも、まずは一般的な居酒屋チェーンのメニューを調べて下敷きとすることが得策です。チェーン店の居酒屋メニューの構成や料理の種類などを参考にし、そのうえに自分の店のオリジナリティを重ね合わせていくようにするのが近道でしょう。
食の流行は時代によって移り変わっていきます。特にデザートなどのメニューは新しいものが続々と登場していきますので、それらの流行を敏感にキャッチして、いち早くお店のメニューに取り入れていくことも大切です。食の流行はテレビやネット、雑誌などのあらゆるメディアにアンテナを張ってキャッチすることが必要ですし、また実際に街を歩いてリアルなトレンドを調べることも重要になってくるでしょう。
もちろん、流行をいち早く取り入れる場合でもお店のコンセプトとずれてしまっては元も子もありません。あくまでもコンセプトを基盤にし、そのうえで定番メニューや流行を取り入れていくことが大切です。自分のお店のオリジナリティを作り出すのは、なんといってもお店のコンセプトなのです。
まとめ
居酒屋のメニューを考える際には、以下の3点に特に気をつけましょう。
- 料理の種類ごとに、原価を押さえたりコンセプトに留意したりといった気をつけるべきポイントを守る
- 一からメニューを作るのではなく、チェーン店の居酒屋などを参考にしての定番メニューを押さえる
- メディアを使って情報を集め、実際に街を歩いて食の流行を常に把握しておく
居酒屋のメニューには、ある程度「これは絶対に必要」という定番メニューが存在します。まずはそれらを確実に押さえておくことも、お客様を満足させるためには重要です。かといって同じようなメニューばかりになるとお店のオリジナリティが損なわれてしまいますので、定番とオリジナルのバランスを上手く取ることも大切になるでしょう。
※この記事は公開時点、または更新時点の情報を元に作成しています。
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この記事を書いた人
Airレジ マガジン編集部
自分らしいお店づくりを応援する情報サイト、「Airレジ マガジン」の編集部。お店を開業したい方や経営している方向けに、開業に向けての情報や業務課題の解決のヒントとなるような記事を掲載しています。
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/