居酒屋に特有の接客方法とは?アルバイトを教育する際に知っておきたいこと
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
特に席数が15席を超えるような居酒屋の場合、経営者一人だけでお店を切り盛りすることは到底不可能になります。お店の人員を増やす際に、まずはアルバイトを雇うことを考えるのではないでしょうか。しかし、居酒屋のバイトに求められている能力が分からなければ、バイトを採用しても教育することはできません。居酒屋におけるアルバイトの役割を理解し、適切な従業員教育ができるようにしましょう。
この記事の目次
カフェバイトと居酒屋バイトの違いとは?
居酒屋バイトは、他のバイトとどのような点が違ってくるのでしょうか。一般的なカフェにおけるバイトと比較して考えていきましょう。
居酒屋は、まず来店するお客様の層に大きな特徴があります。基本的には、客単価が低めのところは若い人や学生、ある程度単価が高くなってくるとサラリーマンがメインになってきます。また、カフェよりも客単価が高く、お客様一人当たりが使うお金が多いことも押さえておきましょう。
また、居酒屋とカフェではオペレーションの方法も異なります。一般的なカフェと比較すると、居酒屋はお客様に注文を伺う回数が増えることも特徴です。また、お酒の入っているお客様に対して注文を伺ったりお会計をしたりすることも多くなっていますので、いらぬトラブルを起こさないようなオペレーションが必要になってきます。
居酒屋バイトに求められる能力とは?
これらのことから、居酒屋バイトに求められる基本的な能力としては、以下のようなことが挙げられます。
- 基本的な接客マナー
- メニューの把握
- 優先順位を意識した業務処理能力
基本的な接客マナーに関しては、やはりお酒が入っているお客様を相手にすることが多いために、丁寧かつしっかりとした対応が必要になってくると言えるでしょう。礼儀正しくしっかりとしたマナーを身に着けさせることができれば、お店自体の評価も向上させることができます。
居酒屋では、特にメニュー数が多い場合には、自店のメニューを完璧に暗記してもうらことは難しいでしょう。しかし、料理のジャンルごとにイメージで記憶をし、ジャンルごとの代表メニューから覚えてもらうようにすると、経験の浅いバイト従業員であっても問題なく業務をしてもらえるようになります。
特に席数が多めのお店の場合、混み合う時間帯の業務は多忙を極めることが多くなります。業務ごとに優先順位を頭の中で把握したうえで、優先順位ごとに業務を処理していける能力を少しずつ身に着けてもらう必要があるでしょう。
居酒屋バイトのマニュアルに入れるべき内容とは?
これらの居酒屋バイトに求められる能力を考えたうえで、マニュアルを作成する際にはまずオペレーションの大まかな流れを記載する必要があります。
いわゆる「業務フロー」と呼ばれるものを明確に提示することで、バイト従業員が業務の全体像を理解しながら仕事を覚えていくことができます。教育する側は業務フローに従って、業務の具体的な中身を補足するようにしていくと効率が良いでしょう。
また、クレームなどのイレギュラーな対応に関しては、最初は戸惑ってしまうバイト従業員がほとんどです。お店でよくあるイレギュラーな事例とその対応については、まとめたうえでマニュアルに盛り込んで、対応策を統一しておく必要もあるでしょう。
まとめ
居酒屋でバイト従業員を教育する際には、以下の3点に留意する必要があります。
- 客層の特徴を理解し、丁寧な接客対応を身に着けさせる
- 優先順位を把握しながら、臨機応変な対応ができるように教育する
- 業務フローを作り、それに沿って教育を行っていく
バイト従業員は、居酒屋におけるお店の顔のような存在でもあります。バイト従業員がしっかりとした対応をしているお店は、お客様の満足度も高くなる傾向にあると言えるでしょう。居酒屋の特徴をとらえたうえで従業員教育を行い、お客様により満足してもらえるお店作りを目指していきたいところです。
※この記事は公開時点、または更新時点の情報を元に作成しています。
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この記事を書いた人
Airレジ マガジン編集部
自分らしいお店づくりを応援する情報サイト、「Airレジ マガジン」の編集部。お店を開業したい方や経営している方向けに、開業に向けての情報や業務課題の解決のヒントとなるような記事を掲載しています。
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/