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在庫調整とは?店舗経営者が知っておきたい3つのメリット

Airレジマガジン編集部

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

飲食店や小売店を経営すると一度は頭を悩ませることになるのが在庫管理です。絶対に売れると思って仕入れたものの、思うように売上が伸びないという経験をされたことがありませんか?品揃えの充実感をアピールするために売れない商品が陳列棚を占領している、ということがあるかもしれません。今回は在庫問題をスッキリと解決する【在庫調整】のメリットについて解説していきます。在庫調整すれば収益を改善することができます。

この記事の目次

在庫調整とは?

在庫調整とは在庫を増減することで、一般的には過剰在庫を減らすことを言います。在庫調整には下記の2つの方法があります。

  1. 既に抱えている在庫を廉価で処分する方法
  2. 仕入れ数量(製造業の場合は生産数量)を調整する方法

そもそも在庫調整は景気変動によって行われるものです。在庫調整が始まると景気が低迷し、在庫調整が終息に向かうと景気が回復傾向にあると考えられています。そのため在庫調整は日本全体の景気動向を分析するための指標として用いられているのです。

それでは景気が低迷しているときに在庫調整を行うことでどのようなメリットを得ることができるのでしょうか。

在庫調整のメリットは?

在庫調整のメリットは下記の3点を挙げることができます。

①廃棄する前に販売することができる

モノが売れない状況を打破するためには価格を下げて購買意欲を刺激する方法があります。最終的に販売できなければ廃棄という損失を生むことになるので廃棄寸前になる前に手を打つ必要があるでしょう。

売れ行きを見ながら徐々に価格を下げるという方法もありますが在庫調整の意図に気付かれてしまうと購買意欲が削がれてしまう恐れがあります。消費者がお得感を感じることができる方法(5個で1,000円といったまとめて販売する方法)であれば消費者にとってもメリットを感じることができます。在庫調整をする都度、同じ方法を繰り返すのではなく、時には違った手法を取り入れることで消費者の購買意欲を刺激することができるでしょう。

②在庫維持の費用をかけずに済む

在庫は抱えているだけで費用がかかるものです。とくに食品には賞味期限があるためチェックする作業が1つ増えることになり人件費がかかることにつながります。在庫調整することで人件費や保管費用が減るので、景気動向に左右されない黒字体質の店舗を作ることができるのです。

節税効果を期待することができる在庫調整に関する記事はこちらでご確認いただけます。

決算セールは税金対策になる?知っておきたい在庫の知識

③キャッシュフローが良くなる

在庫調整を行うことによって販売利益が上がったり維持費用が下がったりするため、結果としてキャッシュフローが良くなります。

もし在庫調整しないとどうなるの?

在庫調整をしないと下記のようなデメリットが発生する恐れがあります。

①在庫スペースがないため新製品を仕入れることができない

在庫調整を行わなければ在庫を置いておくスペースがないため新製品を仕入れるのに躊躇してしまうことがあるかもしれません。在庫調整を意識した店舗経営を行うことによって時代の流れを見ながら新鮮な商品を次々と販売していくことができるのです。

②在庫保管中に破損するなどして売れずに廃棄することになる

季節商品などの売れ残りを来年に繰り越そうと保管しているときに破損する可能性があります。破損してしまったら即廃棄につながることも考えられるので早い段階で在庫調整をして利益に結び付ける意識を持つようにしましょう。

③資金繰りが悪化する

在庫調整を行わないと販売利益が上がらないうえに費用がかかるという負の連鎖に陥ることになります。結果として資金繰りが悪化し店舗廃業に追い込まれてしまうかもしれません。

まとめ

店舗経営者が知っておきたい在庫調整に関する3つのメリットは下記のとおりです。

  • 廃棄する前に販売することができる
  • 在庫維持の費用をかけずに済む
  • キャッシュフローが改善する

今回は普段から意識できる在庫調整のメリット・デメリットをご紹介しました。常に在庫調整を意識した経営を行うことで在庫が増え過ぎて八方ふさがりになってしまう状況を防ぐことができます。在庫調整することのメリットデメリットを理解すれば損失を防いで収益を改善することができるのです。

※この記事は公開時点の情報を元に作成しています。

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この記事を書いた人

Airレジマガジン編集部

「0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ『Airレジ』」のメディア「Airレジ マガジン」の編集部。お店を経営している方向けに、業務課題の解決のヒントとなるような記事を制作しています。

中野 裕哲(なかの ひろあき)氏

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/

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