お客様が来ないのは看板のせい?カフェの看板の作り方の基本
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
カフェを開業し、良いメニューとサービスを用意して、価格もお手頃だったとしても、目の前を通るお客様はなかなか入ってこないということがあります。目の前のお客様が入るかどうかを決めるポイントの1つに、看板があります。看板をきちんと出して必要なことを書くようにしただけで、お客様の数が2~3倍も変わったというお店もあります。この記事ではそんな看板の作り方について説明します。
この記事の目次
カフェの看板は「置き看板」が重要
看板には、店名を書いたメインの看板のほか、横から来たときにカフェがあるとわかるように設置する袖看板や立て看板などがありますが、中でもカフェの場合には、メニューや価格などが書いてある、「置き看板」が欠かせないと言っていいでしょう。
「置き看板」とは立て看板の中で、地面に置いて自立するもののことです。お客様がお店の前まで来て興味を引かれたとしても、実際にお店に入るかどうかはこの置き看板を見てから決めることが多いでしょう。カフェでよく使う置き看板には、「A型看板」や「イーゼル」があります。チョークで書く黒板タイプや、乾くと固くなって水で落とせるボード用マーカーを使うタイプがあります。店舗用品や事務用品のお店で購入したり、店頭に無ければお取り寄せで注文できます。
看板に絶対書かないといけないこと
看板を書くときの基本として、お客様はこのお店がどんなお店で、どんなものが出されるのか全くわかっていないということを意識してください。もしカフェっぽい看板で店名が書いてあったとしても、お客様はそこでコーヒーが飲めるのか、お菓子が食べられるのかは、書いていなければわからないのです。
看板に必ず書かなくてはいけないのが、カフェであることの明記、店名、もし2階や地下などにある場合はその場所をわかりやすく記入、具体的なメニューの内容と値段、営業時間です。お店全体としてのこだわりポイント(仕入れ先や作り方など)を入れると、そのお店に入ってみたいという理由ができるでしょう。
もったいない!よくあるこんな悪い例
初めて看板を書く場合には、もちろん完璧な看板ができるはずはありませんが、なるべく失敗したくはありませんね。そこで、よくある悪い例をいくつか挙げてみます。
- 看板全体がチョークで白く汚れており、イメージが悪くなって逆効果になる
- 商品名が書いてあるが、それが食べ物なのか飲み物なのか、何なのかわからない
- かわいい飾り文字で書いたつもりが、凝りすぎて何と書いてあるのか読めない、読みにくい
- 植木鉢やブロックなどに隠れてしまう下の方に書いてあって読めない
- 誤字、英語のスペルミス、送り仮名の間違いなどがあり、お店の人に対してあまり良い印象を持ってもらえずに敬遠される
意外とこういった例は多いです。このような点に注意して、一度看板を作ったらお客様の視点から見直してみて下さい。
自分で作るか、それとも外注するか
看板を自分で作る場合は、センスや経験がものを言う部分もあります。それを補うためにぜひやっていただきたいのが、他のお店の看板を写真にとって、いつでも見れるようにしておくことです。そのなかでピンと来たものを参考に作ると、良いものがスムーズにできることが多いです。これは広告業界では「スワイプファイル」と呼ばれる手法です。
もし自分では難しいなと思う場合は、看板屋さんに頼めばきれいに作ってもらえます。2~10万円くらいで、予算によっていろいろな看板があり、書き込みができるようにしてもらうこともできます。要望を伝えるときれいに形にしてもらえますので、検討してみてください。
まとめ
今回のポイントをまとめます。
- 看板に具体的な内容を書かないと、なかなかお客様は入りにくい
- カフェであること、メニューの内容と値段、営業時間、こだわりポイントを書く
- 汚い・わからない・読めない・見えない看板はNG
- 他のお店の看板でピンときたものを参考に
- 看板屋さんに頼む場合は2~10万円程度
カフェは看板次第で、集客力が本当にものすごく変わります。ぜひとも素敵な看板を作って、お客様をたくさん迎えてください。
※この記事は公開時点、または更新時点の情報を元に作成しています。
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この記事を書いた人
Airレジ マガジン編集部
自分らしいお店づくりを応援する情報サイト、「Airレジ マガジン」の編集部。お店を開業したい方や経営している方向けに、開業に向けての情報や業務課題の解決のヒントとなるような記事を掲載しています。
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/