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減価償却って何?知っておかなきゃ分からないお店の本当の利益と未来!

Airレジマガジン編集部

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

減価償却とは何か?飲食店も実は大いに関係があることなのです。減価償却費とはどんな費用なのか?お店にとってどんな意味を持つ費用の事なのかを理解することで、本来お店が算定すべき「経費」が正しく把握できます。それによって、お店の利益を正しく計算できるだけでなく、次にどんな設備投資をしていくべきなのかもわかってきます。減価償却を学んでお店の設備・資産管理を正しく行いましょう!

この記事の目次

減価償却とは何か?減価償却費とは?

皆さんが200万円で新車を購入したとしましょう。では、その車は5年後にいくらで販売できるでしょうか?もちろん使えば使うほど、200万円のままで売れるということはないですよね。

皆さんのお店の厨房の大きな機械(冷蔵庫など)や内装設備(エアコンなど)にも、同じことが言えます。年数が経つと劣化するもの、具体的に言うと1年以上使用し、単価が10万円以上のものは『減価償却費』を計算すべき「資産(=お店の財産・資源となるもの)」なのです。20万円で購入した大型冷蔵庫の1年後の資産としての評価額を計算し、その差額はお店の「経費(=人件費など、お店の運営で必要な費用)」になるのです。簡単に言うと、冷蔵庫の「減価償却(=価値が目減りする分)」の費用をお店は経費としてとらえる必要があります。なお計算の仕方については定率法という考え方があります。

減価償却費を計算して分かる本当の利益

お店にはほぼ必ず減価償却費を計算する必要があるものがあると思います(リースの場合はもちろんかかりませんが)。例えば冷蔵庫は、大切なお店の資産です。お店の利益は、当然売上から材料原価と人件費、水光熱費、家賃などを差し引いたものですが、そこからさらに減価償却費も差し引きます。そして、お店の資産の額に対して、どれだけ利益が上がっているかを計算する必要があります。その数値が高ければ高いほど「稼ぐことができているお店」ということです。減価償却費を計算しない事、すなわち資産を正しく評価していない事には、この把握ができません。

減価償却費を計算しないことで不利なことは?

まず、お店の経費や資産を正しく把握していないということになります。お店が何らかの理由で銀行などから借り入れをする場合、お店がどれだけの利益を出しているかが重要になります。その際、お店の数値把握があいまいな会社には当然のことながら融資は慎重になられてしまいます。

また、資産を売却するときには「簿価(=購入した資産の、現在の帳簿上の価値)」というものが重要になります。20万円で買った冷蔵庫が2年後不必要になったので5万円で売ったとしましょう。お店としては5万円の収入になったように見えますが、その冷蔵庫の2年後の価値が5万円以上であれば、その差額は損失と計算されます。お店の資産をどう扱うべきかということが分からないと、思わぬ形で損失が生まれます。今の資産状態を把握していると、何年後にどの資産を新しくすべきかという方針も立てやすくなります。

まとめ

  • 減価償却費とはお店の経費の一部であることを理解しましょう。計算方法を知りましょう。
  • 減価償却を理解していると、お店の利益を正しく計算できるだけでなく、次にどんな設備投資をしていくべきなのかが分かる、と理解しましょう。
  • 財務を把握しておかないと、銀行の融資に影響が出ることを理解しましょう。
  • ずっとお店を継続していくためにも、お店の設備・資産管理を正しく行いましょう。

減価償却という聞きなれない言葉かもしれませんが、考え方とコツさえつかめば計算方法は簡単です。しっかり理解していき、お店の経理を正しく行いましょう。

※この記事は公開時点の情報を元に作成しています。

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この記事を書いた人

Airレジマガジン編集部

「0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ『Airレジ』」のメディア「Airレジ マガジン」の編集部。お店を経営している方向けに、業務課題の解決のヒントとなるような記事を制作しています。

中野 裕哲(なかの ひろあき)氏

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/

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