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在庫引当の目的と方法とは?小売店オーナーは押さえておこう!

Airレジマガジン編集部

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

小売店を経営していて支店を持ち始めた際に、1店舗で営業していた時と比べて在庫管理の難しさが上がったと感じているオーナーの方も多いことでしょう。支店を持ち始めたり、営業規模が大きいアパレル関係のお店や雑貨店など、在庫を多く抱える「小売店」のオーナーの方が知っておきたいことが、「在庫引当」です。在庫引当を行うことで、支店を持って在庫が増えても、スムーズに業務を行うことができるようになります。

この記事の目次

そもそも在庫引当とは?

「在庫引当」とは、お客様から注文を受けた時点で、今あるお店の在庫から売れる分の数を除いた残りの「販売可能在庫数」を把握することを言います。お店に今残っている在庫から、お客様から注文を受けて売れる予定の分を引くことを「在庫引当」と呼ぶのです。

在庫引当と間違いやすい言葉として、「在庫数管理」というものがあります。在庫数管理はお店に今いくつの在庫があるのかという数字を管理するものです。対して、在庫引当はお店で今現在行われている取引を在庫数にリアルタイムで反映させるものになり、動く数字を管理する業務のことを言います。

在庫引当を行わなければならない理由とは?

小規模な小売店ならば、「在庫数管理」を行いながら、今手元にある売ることのできる在庫数を確認して業務を行っていけばほとんど問題はありません。しかし、支店を持ったり、規模が大きい小売店の場合には多大な在庫を抱えていることが多いため、常に「販売可能在庫」の数を把握しておかなければなりません。

支店を持っている小売店で在庫引当を行わないと、「販売可能在庫」がいくつあるのかが分かりません。そのため、お客様から注文を受けた際に、在庫があるかどうか正しく答えることができなくなってしまいます。

その結果、在庫がないのにあると答えてしまったり在庫があるのにもかかわらずお客様に売ることができなかったりしてしまい、お客様とトラブルになってしまうかもしれません。お客様に満足してお買い物をしてもらうためにも、特にお店の規模が大きくなってきた場合には在庫引当を行うことが必須になってくるでしょう。

在庫引当はどうやって行う?

では、実際の小売店の現場で、在庫引当はどのようにして行うのが良いのでしょうか。最も確実な方法は、お客様から注文が入った際に商品担当者が倉庫に走って、在庫数を目視で確認することです。しかしこの方法はたいへん非効率的なうえに、距離的に離れたところに支店がある場合には支店の在庫数を目視で把握することができません。

ですから、実際の現場では「在庫管理システム」などを効率的に利用することで、リアルタイムに在庫数の動きを把握しておくことが大切になります。

在庫管理システムで在庫引当を行う際には、以下のようなことに気をつけなければいけません。

  • 実際の在庫数とシステム上の数値の一致
  • 「どこに・何が・いくつあるか」の把握

実際の在庫数とシステム上の在庫数を一致させて、在庫が自分のお店にあるのか支店にあるのかを把握しておかなければ、在庫管理システムを利用する意味はなくなってしまうと言えるでしょう。

まとめ

小売店のオーナーが押さえておくべき在庫引当の知識としては、以下のようなことが挙げられます。

  • お店の規模が大きくなってきたら、在庫引当は必須になるということ
  • 効率的な在庫引当方法として、在庫管理システムの導入があるということ
  • システム上の数字と実際の在庫数を一致させる必要があること

「どこに・何が・いくつあるか」ということを押さえておくことは、在庫管理の基本となります。しかし、お店の規模が大きくなると、人為的にそれを把握することが難しくなっていくことも事実です。在庫管理システムを適切に使い、常に「販売可能在庫」の数を把握しておくことが、業務を効率化し、お客様に満足してもらうためには必要になってくるのです。

※この記事は公開時点の情報を元に作成しています。

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この記事を書いた人

Airレジマガジン編集部

「0円でカンタンに使えるPOSレジアプリ『Airレジ』」のメディア「Airレジ マガジン」の編集部。お店を経営している方向けに、業務課題の解決のヒントとなるような記事を制作しています。

中野 裕哲(なかの ひろあき)氏

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/

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