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アルバイト採用を初めてする際に知っておきたい!採用・不採用の連絡方法

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

飲食店などで事業が順調に展開していると、どうしても人手が足りなくなることがあるでしょう。そんな時には、アルバイトの募集をするところがほとんどではないでしょうか。アルバイトの採用の流れで気を遣うこととして、採用・不採用の連絡をすることが挙げられます。採用・不採用時の連絡を適切に行うことで、その後の応募者との関係も円滑にすることが可能となるのです。

この記事の目次

アルバイト採用時にはどんなことを連絡する?

アルバイトとして採用した方に連絡を行う際、必ず伝えておかなければならないこととして以下のようなことが挙げられます。

  • 初回出勤のシフト調整
  • 最初の勤務時間
  • 初日の持ち物

これらのことに関して伝え、採用された側から同意をもらいましょう。特に初回出勤日に関しては、採用された側の都合がつかない場合には初日から来なくなってしまうようなことも考えられますので、慎重に行う必要が出てきます。

アルバイト採用時の連絡を行う時間帯については、日中時間帯に行うのがベストでしょう。あまり非常識な時間に電話をかけてしまうと、常識的な感覚のないお店だと思われて辞退されてしまうこともあります。

採用連絡時の言い回しに関しては、これから自分のお店の仲間として働いてもらうことになります。ですから、事務的な連絡事項だけに終始するのではなく、「一緒に頑張りましょう」程度の文言を加えておくと良いでしょう。

アルバイト不採用時にはどんなことを連絡する?

採用時に比べて気の重い不採用時の連絡ですが、不採用時には連絡を行わない旨を面接時に伝えている場合には、連絡を行わないことも選択できます。アルバイト希望者が多数になってしまった際や、採用した方が辞退してしまった際に補欠として不採用者をリストアップしておきたい場合に前述した方法は有効です。

不採用の際に連絡を行う場合には、履歴書返送の有無は必ず伝えるようにしましょう。個人情報の取り扱いという観点から、この部分ははっきりとさせておく必要があります。返送しない場合には、責任をもって破棄するということも同時に伝えるようにしましょう。

不採用の連絡を行う際には相手の心情を気遣い、お店に対して悪いイメージを持たれないような言い方をする必要があります。「応募者多数のため大変厳しい選考になってしまいました」など、仕方なく不採用になってしまったことを伝えると良いでしょう。

採用・不採用の連絡時に気をつけるべきこととは?

採用・不採用の連絡時に気をつけておくべきこととしては、以下の3点が挙げられます。

  • 最低限のマナーは守る
  • 面接では応募者からも見極められていることを理解する
  • 不採用とした方も今後お客様になる場合があることを理解する

特に不採用時に連絡を行う際には、相手の心情を思いやって言葉を選ぶ必要があります。ですが、あまりに煮え切らない物言いでは相手の感情を逆なですることもありますので、不採用の旨はきちんと伝えたうえで、最低限のマナーを守って過度に尊大な言い回しにならないよう心がけましょう。

アルバイトの面接では、応募者もお店のことを見極めています。連絡時の対応が悪い場合には、今後応募者やその周囲の方がお客様として来店してくれなくなる可能性もあります。不採用後にもなるべく良い関係を続けられるよう、心を尽くすことが必要なのです。

まとめ

アルバイトの採用・不採用を連絡する際には、以下の3点に特に気をつけましょう。

  • 採用時には必要事項をもれなく伝え、採用者の意欲を上げるようにする
  • 不採用時に連絡を行わない場合は、あらかじめその旨を面接で伝える
  • 不採用になった方ともなるべく良好な関係を維持できるよう、精一杯心を尽くす

採用者への連絡では必要事項を明確に伝えることで、スムーズに実際の業務へと移ることが可能になります。不採用者の方も、元々はお店に興味を持って応募してきた方がほとんどですから、決して無下に対応するようなことをしてはいけません。たとえ不採用であっても気持ちよくお客様としてお迎えできるよう、心配りを忘れないようにしたいところです。

※この記事は公開時点、または更新時点の情報を元に作成しています。

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この記事を書いた人

Airレジ マガジン編集部

Airレジ マガジン編集部

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この執筆者の記事一覧
中野 裕哲(なかの ひろあき)氏

中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)

起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/