カフェのメニューデザインを工夫しよう!お客様を集めるメニューの作り方
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
新規開店で提供するメニューが決まったあとで、実際にどのようなメニュー表やメニューブックを作ればよいか悩んではいませんか。オープン前にデザインの整ったメニューをあらかじめ用意しておくことで、お店のコンセプトや看板メニューなどを的確にお客様に伝えることができます。来店したお客様にお店を気に入ってもらうためにも、メニューのデザインは工夫して作ることが大切です。
この記事の目次
メニューの種類や目的とは?
お店が用意するメニューには、以下のような種類のものがあります。
- 店内に掲示しておくメニュー表
- 店外に設置する垂れ幕、のぼりなど
- 席で見るメニューブック
店内に掲示しておくメニュー表は、お店側が積極的に売りたいものを宣伝するためのものという役割が大きいと言えます。店外におすすめメニューを書いた垂れ幕やのぼりなどを設置することも、同じような効果を生みます。
また、垂れ幕やのぼりの場合にはお店が一目で営業しているか否かを伝えるという役割も持っています。何となく華やかなお店の雰囲気に誘われて、来店するお客様もいらっしゃることでしょう。
これに対して席で見るメニューブックは、お客様がよりじっくり商品を選ぶものになります。メニュー表やのぼりとは違い、お客様が自分の食べたいものを選ぶものとなっていますから、まずはこの性質の違いをきちんと理解しておきましょう。
メニューブックの役割とは?
メニューブックは、お客様にとってはお店の詳細に触れるためのものでもあります。ブックを開いて初めて、どんな料理を提供しているのか、どのくらいの値段で提供しているのかということを具体的に知ることになるのです。
そのため、メニューブックは自分のお店のコンセプトをより詳細に伝える役割を持っています。お店のコンセプトを伝えることで、お客様はお店のことを知り、お店側としてはお客様にお店自体を紹介する役割も果たしているのです。
また、メニューブックは客単価を決定する役割も果たします。ブックに載せている商品の価格は、そのままお店の客単価を決めるものとなります。そして客単価は、メニューブックにどのように商品を載せるか、お客様がどの商品を最初に見るかによって、ある程度コントロールすることが可能です。
メニューブックを自分で作る際の注意点は?
以上のようなことを踏まえたうえで、メニューブックを自作する際の注意点について見てみましょう。
看板メニューをはっきり示しているか
看板メニューは、お店のコンセプトの縮図です。お店の看板メニューが何かをはっきり示すだけでも、お客様にお店のコンセプトを伝えることは可能になります。
お店のコンセプトとデザインが一致しているか
お店のコンセプトとデザインがずれてしまうことには気をつけましょう。自分のお店の雰囲気とメニュー表の雰囲気が一致するように、色使い、ブックの素材、使用する写真などには十分に注意しましょう。
お店の客単価をコントロールできているか
お店の客単価をコントロールするためには、お客様の視線をある程度こちらの思い通りに動かす必要があります。メインの単価の料理は目立つ位置に、サイドメニューも地味になりすぎないようになど、細やかな配置がカギになるでしょう。
メニューブックを実際に作ってみよう!
これらのことを踏まえたうえで、いよいよメニューブックを自作してみることにしましょう。具体的にどのようなデザインを採用するかということも、やはりお店のコンセプト次第です。
例えばおしゃれなカフェであれば、クロス生地で落ち着いた風合いのブックを作ってみるのが良いでしょう。鉄板焼きなど男性客も多く客単価も高い場合にはレザーのブック、大学生などがメインで訪れるお店ならば、あえて庶民的なラミネート加工など、メインの客層やお店の雰囲気から総合的に選ぶと良いでしょう。
まとめ
メニューブックを自作する際には、次の3つについて気をつけると良いでしょう。
- メニューブックが持つ役割を理解する
- お店のコンセプトとずれていないブックを作る
- 客単価をコントロールするために、商品の載せ方に気をつける
メニューブックは上手く作ることで、お店の紹介から客単価のコントロールまで幅広い役割を持たせることができます。お店を新しく開店する際には、今回提示したような注意点を踏まえて、お店のコンセプトに寄り添い、かつ戦略的なメニューブックを作ってみましょう。
※この記事は公開時点、または更新時点の情報を元に作成しています。
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この記事を書いた人
Airレジ マガジン編集部
自分らしいお店づくりを応援する情報サイト、「Airレジ マガジン」の編集部。お店を開業したい方や経営している方向けに、開業に向けての情報や業務課題の解決のヒントとなるような記事を掲載しています。
中野 裕哲(なかの ひろあき)起業コンサルタント(R)
起業コンサルタント(R)、税理士、特定社労士、行政書士、CFP(R)。起業コンサルV-Spiritsグループ/税理士法人V-Spirits代表。年間約200件の起業相談を無料で受託し、起業家をまるごと支援。起業支援サイト 「DREAM GATE」で6年連続相談数日本一。「一日も早く 起業したい人が『やっておくべきこと・知っておくべきこと』」など、起業・経営関連の著書・監修書多数。http://v-spirits.com/