【飲食店経営者の勉強法】お店の課題に合った勉強で売上アップする方法
福島 悠(ふくしま ゆう)経営コンサルタント/公認会計士
「経営が良くなる勉強がしたいけど、何から始めれば良いか分からない」とおっしゃる飲食店経営者は少なくありません。経営に役立つ知識は様々ありますが、お店の課題に合った勉強をすることで売上アップや円滑なマネジメントにもつながります。そこで今回はお店の課題に合った勉強法を見つけ、実践するためのポイントについてご紹介します。
この記事の目次
飲食店経営の勉強は何から始めれば良いか?
飲食店経営者が最初に取り掛かるべき勉強とは、あなたが最も頭を悩ましていることや、お店の一番の課題となることに関する勉強です。例えば下記のような課題が考えられます。
飲食店経営者の課題
- 集客
- メニュー開発
- 資金調達
- 会計管理
- 人事マネジメントなど
上記のように例だけでも飲食店経営において必要な知識は様々ですが、手当たり次第に勉強するのは効率が悪く、優先順位を決めて取り組むことが大切です。そのためまずはご自身でお店を経営する上での悩みを言語化し、課題を探ることから始めましょう。
悩みの言語化とは頭の中のイメージを言葉にすることです。
言語化のプロセス
- 実際に文章として悩みを書いてみる:例えば売上が少ないことが悩みであれば、ノートに「売上が少ない」と書く。
- 悩みの原因を探る:売上が少ない原因が「お客さまの来店が少ない」というのであれば、そのように書く。
- さらに具体化する:いつお客さまの来店が少ないのかなど、具体的に書く。
例えば「平日の18時までと土日のお客さまが少ない」というように言語化することができれば、現在の悩みに対して単なる「集客」を勉強するのではなく、「平日の18時までと土日のお客さまの集客」に関する勉強をする必要があるということが分かります。
他にも経営者の方の頭を悩ませることは日常的にあります。下記の記事では飲食店を運営する上で、経営者が抱えることの多い問題についてご紹介していますので、ご自身の悩みを言語化する際にご参考にしてください。
課題を見つけるには?
情報収集することで、店舗経営の課題を明確化できます。悩みの言語化ができれば、ご自身のお店の課題は何か、さらに具体的にするための情報収集を行いましょう。
情報収集の方法例
- 新聞や時事ネタのチェック
- 他店への視察
- 専門書・雑誌・ネットコラムの閲覧
- 顧客へのアンケート
情報収集後、課題の分析をするために
- 日本の国内外のトレンドの理解など、飲食業界に限らず社会全体を見渡してお店の課題は何か考える
- 他店と比較することで店舗の課題を明確化する
- 業界のトレンドを知り、お店のターゲットに対する課題を考える
- 顧客の声をお店に反映する
情報収集ができれば現在の課題の原因を分析し、仮説を立ててみます。例えば集客手段として「SNSを活用した集客ができていないから、20~30代のお客さまが少ない」「ターゲットに合わせたSNSの選定ができていない」「SNSでシェアしたくなるようなメニューがない」などです。他店の取り組みや業界、社会全体のトレンドを知らなければこれらの仮説に行きつかないこともあるため、まずは課題を知るための情報収集を行いましょう。
飲食店経営の勉強方法とは?
課題が明確になったら、具体的な解決策を見つけましょう。飲食店経営のための勉強方法に、専門書、雑誌、ネットコラム、セミナー、同業種の勉強会、競合店の視察などがあります。
お悩みが「集客」であり、そのお悩みの原因が「SNSを活用した集客が出来ていないこと」であれば、下記の勉強法の例があります。
- 専門書・雑誌・ネットコラム:SNS広告特集が掲載されているものを読む
- セミナー:SNSを活用した集客セミナーに参加する、同業種の勉強会に参加し、SNSの活用法について意見を聞く
- 競合店の視察:競合店や集客がうまくいっている他店では、SNSを使ってどんな施策をしているのか調査してみる
まとめ
お店の課題に合った勉強で売上アップするには、下記のポイントが重要です。
- 悩みを言語化して、どんな勉強を優先すべきかを決める
- 情報収集をして、経営課題を明確化する
- 専門書、雑誌、ネットコラム、セミナー、同業種の勉強会、競合店の視察などを通して課題に応じた勉強をする
今回の例は「集客」をピックアップしましたが、これらのポイントに沿ってお店の課題に合った勉強をすることで、売上アップや円滑なマネジメントにつながるでしょう。
※この記事は公開時点、または更新時点の情報を元に作成しています。
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この記事を書いた人
Airレジ マガジン編集部
自分らしいお店づくりを応援する情報サイト、「Airレジ マガジン」の編集部。お店を開業したい方や経営している方向けに、開業に向けての情報や業務課題の解決のヒントとなるような記事を掲載しています。
福島 悠(ふくしま ゆう)経営コンサルタント/公認会計士
公認会計士、税理士。経営改革支援認定機関/SOLA公認会計士事務所 所長。
上場企業の顧客向け税書類の監修や経営コンサルティング、個人事業の事業戦略支援と実行支援まで幅広く対応。顧客収益最大化を理念に掲げ起業家を徹底サポート。多種多様な企業の税務顧問と年間約30件の戦略立案を行っている。